DONのヨット暮らし

Mais ou sont les neiges d'antan?

艇内で作業

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2019.7.11(木)
予報通り、夜からズット雨。風は今のところそれ程強く無い。
強風、雷注意報は一日続く。雷注意報は明日も。波2.5m。
強風予報なので、テントを張ろうか迷っている。
南東の風なのでテントを張らないと振り込んで来る。
朝食準備中、6時半。

強風注意報だが、テントが破ける程は吹かないだろうと勝手に判断して張る。
雨と風で外には出られず、艇内で作業。

1)オイルが減った分を追加
  これは、鐙摺の広瀬さんから教わった方法。
  クルージングに出発する前に、新品オイルで満タン後、
  残りを5~6個程、に小さなボトルに小分けして置く。
  ロング航海中、次第にオイルが減って来る。
  頃合いを見て、小分けオイルを追加して、常にオイル満タン状態にする。
  この方法を知るまでは、10年以上、適当な時に新品オイルに全面交換していた。
  2年程前から、私ももっぱらこの方法を取っている
2)次も鐙摺、広瀬さんに教わった方法。
  ロングから、幾つかの港を経て、もうすぐ母港と、熱海に近づく頃、
  エンジンを掛けるとシャフトがブルンブルンと震える。
  エンジンを止める時も同じ症状。
  いったいこれはなんなのだ。大変な事が起こっているのではないか。
  熱海に戻って、いろんな人に聞くが、いろんな答えはあるが、ハッキリしない。
  ある時、広瀬さんが、熱海に寄港した。
  広瀬さんも、非常に奇妙な理論を展開し主張する人でもあるので、
  躊躇したが、聞いてみる。一発、正解。
  悩みが一挙に解決したのだ。
  エンジン回転数が合ってないんじゃないの。これが広瀬さんの答え。
  それって、どういうこと?
  皆さん、エンジンの初動の回転数というのは調節出来るって、知ってました?
  その初動回転数をコントロールするネジは使っている内に少しづつ緩む。
  そうすると、シャフトの動作に影響がでる場合があるというのだ。
  広瀬さんのエンジンを見せてくれる。
  初動回転数を調節する立派な構造(ネジとナットの組み合わせ)を、
  自分で改造してあった。
  早速、その初動調節ネジを締め、初動回転数を上げたところ、
  即座に、シャフトの震え、ブルンブルンが消滅したではないか。
  イヤー、さすがと感心しました。
  たしかに、広瀬さんはヨットの化学でエンジン実習の先生をしていたし、
  その後、長距離航海懇話会でもエンジン講習の講師をお願いした。
  やはり、専門家ですね。

  今日の調節の目的は、シャフトの震えでは無く、
  スタートキーを回してすぐ止めると回転が止まってしまうことがある。
  または、長いことエンジンキーを掛ける。
  止まる前に再度、エンジンキーを回す、
  といった現象は、やはり初期回転数が足りないのではないか
  と、思って、すこし回転数を上げてみた。即掛る。多分、この処置が正解だったのではないか。

写真:
・オイルの減り加減をチェックし、小分けオイルを追加
・エンジン初動回転数調節部分。私もナットとネジを調節し易い様に改造。