DONのヨット暮らし

Mais ou sont les neiges d'antan?

ファーラー、無事セッティング。佐藤春夫記念館へ。

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2016.1020(木)
朝食後、すぐジブファーラーにゼノアを取り付け。
幸い、無風に近い。
エンジンと同じく、ジブファーラーも下ろした後、うまく上がるか不安だ。
シングルで大きなセイルをファラーにセッティングして揚げて行くのは注意を要する。
私は出来るだけ人間の力だけでやりたい。
今回は無事、ウインチを使わず、人力で揚げて行った。
慎重かつ少しづつなので時間が掛かったが、最後まで自分の力というか体重を掛けた引っ張りで、
上まで上げることが出来た。

巻き取りも張力を掛けてピッチリ巻いた。
巻いた最終をジブシートを少し巻き込んだ形にしたかった。
計画通りの巻き状態を作ることが出来た。
また、ベロの様に巻き込め無い状況になるかを今後確認する必要がある。

21日追記。
HARKEN Japan East(葉山町下山口1251-6 046-875-2570)
に問い合わせたところ、明快な返事を貰いました。
MK兇話噂磴聞渋い如▲咼垢どうとかで、巻きが自然に巻き足り無くなることは無い。
今回、巻きが足りなくなったのは、巻きが動いたのでは無く、前回よりきつく巻かれた為と解る。
Locking Collarの増し締め:
Torque Tubeを外外し、中のLocking Collarを締めたのは良い。
3回廻せたのは、緩んでいた状態。本来、廻らないところまで締める。
Locking Collarを締めることでフォアステーのテンションが上がる。
とのことでした。解決。

朝早く、ファーラーが無事機能したので、那智10時12分の電車で新宮へ。
早玉大社の敷地内にある佐藤春夫記念館を訪ねる。
佐藤春夫については山本夏彦の「完本文語文」の中の「佐藤春夫」の項は勿論、随所に出てくる。
私は「完本文語文」の愛読者で何度も繰り返し呼んでおり、アレコレ詳細に承知している。
佐藤を谷崎潤一郎に紹介したのは夏彦が親しい武林無想庵であること、
その周囲の人及び谷崎婦人との関係、最後まで文語文を貫いたことなど、親しい人の様な気分だ。

記念館は昭和2年に東京文京区に建てられた佐藤春夫の自宅を生まれ故郷の新宮に移築したものだ。
外見は特に変わって見えないが中は実に良い建築だ。
作品や自筆についても詳しくかつ丁寧に、解りやすく展示しており、佐藤春夫への深い愛情を感じることが出来た。

写真:
・ゼノアを引っ張り揚げているところ
・上まで引っ張り揚げたところ
・巻き取った状態。ジブシートを少し巻き込んでいる

・佐藤邸一階
・二階
・一階居間。右手に暖炉。暖炉の前に3畳の畳敷き。春夫を慕って集まる人はここで時間をすごした。
・同じ居間の左手、テーブルに椅子
・展示風景