DONのヨット暮らし

Mais ou sont les neiges d'antan?

3時起床、クダコ水道を越え東安下庄へ

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2017.7.15(土)
3時起床。今日の行き先、東安下庄(あげのしょう)は41マイル(74km)と遠いだけではありません。
(5ノットとして約8時間)
途中にクダコ水道があり、その転流時刻に合わせて通過する必要があります。
クダコ水道の転流は、水路誌によれば、釣島水道の転流より1時間半早い。
今日の釣島水道転流時は10時20分。で、クダコ水道転流は8時50分。
御手洗よりクダコ水道まで20マイル。艇速5ノットと計算して4時間。
で、御手洗を4時50分スタートに設定。連れ潮時なので時間の余裕は設けず。

4時50分にスタートなのに何故、3時起きかというと、
スタート前にご飯を食べ、トイレも済ましてじゃないと、私は航海に出ないためです。
出港の諸々の作業をしている内にご飯は炊けてしまうので、今日も炊きたてのご飯を食べて出発。
オカズ類はきのうの内に作ってあります。

大きな桟橋に舫っていた長い舫いロープ類を整理し、直ぐメインを揚げ、4時45分スタート。
転流まで連れ潮で早く水道に着いてしまうので、時間調整の為、エンジンを止め、セイリング。
1~2ノットで進み、設定どおりクダコ水道を8時50分に通過。

東安下庄で、前の様に着けられるか懸念した。
いつも良栄丸さんの横に槍着けさせてもらっている。
恐る恐る近づくと、GOOD!1艇分空いてました。
アンカーを打ち、舫いを固め、狭い港でアンカーを打ったので、アンカーモニターを沈める。
舫い完了して12時55分。

東安下庄も静かで独特の雰囲気を持った港で、私は大好きです。
国生み神話の島、屋代島の南の港です。山口県

安下庄には竜崎温泉がある。
まだ、日差しがあり暑いが、風がありどうにかいけそうなので、歩いて行く。
海に沿って東に歩くと、小さな出島の先にもう一つ港がある。
そこにヨットが見えたので、近寄ってみるとナント、SILK PURSE。Kirkさんの船?
私の記憶では典型的FRP製のヨットといった記憶だが、
この船はゲンが低く、スマート、ガンネル部分は木製ニス塗り。
これは艇を買い換えたのかなー。
それとも前の船を丁寧にメンテするとこうなるのか。
以前のと比べやや小さく見える。
明日にでも、もう一度来て見よう。

竜崎温泉に私は行ったことが無いと思っていたが、来てみると、
温泉には全く記憶が無いが隣にある民族資料館を見た記憶がある。
温泉は典型的スパ施設。720円。施設は町のもので、運営を民間が請け負っている。
艇に戻り、初めて安下庄に来た8年前を調べてみると自転車で行ったと書いてあった。
風呂に行くと必ずビールを飲むので忘れてしまったのだろう。

写真:
・東安下庄再訪を喜ぶECHO POINT
・朝、濃霧の中、5時22分、朝日が昇る
・アンカーモニター代わりに使っている小型アンカー。
・竜崎温泉

航海:
御手洗から安下庄まで40.8マイル。
真ん中あたりにクダコ水道がある。
クダコ水道の転流は水路誌によれば釣島水道転流の1時間半早い。
2017.7.15釣島水道転流は10時20分、従ってクダコ水道転流は8時50分。
最強時の地点まで21.9マイル、5ノットで進むとして4時間強。
転流までは連れ潮。4時50分スタートと設定する。

もう朝4時は全く暗い。所が御手洗の大桟橋には大きな明かりが着いていて、
カンテラを使わずに作業が出来助かる。
大型船用の桟橋なので、ビットが前後に一つしかない。
30mの舫いが必要で取り込むのが手間であったが、順調に進み、
メインを上げ、4時45分スタート。

霧がかなり深い。
遠くで本船が危険を知らせる無敵が何回か聞こえる。

御手洗を出てすぐほぼ本船航路を進む。
外側と内側2艇ほど出会う。しかし離れていて進路を譲る距離では無い。
途中でクダコ水道へと転蛇。
これから先、全くの本船航路。
御手洗を出てからズット連れ潮。
霧深く、途中、左(南)にある赤浮標がほんの近くまで行って確認出来た。

連れ潮が強く、エンジンニュートラルで2ノットで走る。
エンジンを止め、メインのみの帆走。2ノットから転流が近づくにつれ1ノット代。
本船は少ない。北に向かう出会い船は2艇。追い抜く船は1艇であった。
霧の中なので神経を使う。

予定ぴったり、8時50分にクダコ水道を通過。
以前は渦が巻いていたが、今回は静穏そのもの。
ただ、流れ藻、ゴミが多かった。
その流れ藻が静止していた。
前回の様にオーパイが利かないので手で操船の必要も無かった。

水道を出たところで、やや海面が潮で波立ったが5分程度で通過。
水道近辺には土曜のせいか釣り船が4艇。

安下庄に向かう手前、沖家室島南は海図にブルブルが書かれている。
実際に潮がきつい。船が少し持っていかれる。流れ藻、ゴミが多い。要注意。

目的の赤燈台は一文字の奥にある。
一文字(左は閉じられている)の右端にある小さな白燈台をっ左に見て港に入る。
港の赤燈台を右に見て、港内に入る。

何時も留める良栄丸さんの右が1艇分が空いているので、
スターンアンカー、槍着け。
アンカーロープを沈める為、小型アンカーをアンカーモニターとしてセット。
舫いを終了して、12時55分。