DONのヨット暮らし

Mais ou sont les neiges d'antan?

台風、橘湾を直撃予報。急遽、対岸の茂木港に移動

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2018.8.14(火)
台風14号を無事野母港でしのぎ、小浜に移動し、のんびり温泉に浸かって町を楽しもうと予定していた。
役所には4泊する届を出した。

ところが、今朝の台風予報を見るとナント、台風15号はこの橘湾、小浜の真上を明日にも通過するではないか。
立派な浮桟橋に係留しているので小浜で台風をしのぐ予定であったが、真上を通過は問題だ。
小浜は港とは言えず、台風を避けるのには向いていない。

急遽、対岸の茂木港に移動することに決定。
ゆっくり朝食を作る予定を大至急に変更し、早々と済まし、出港。
茂木港は対岸と言って良い、15マイル程度と近い。

今日の夜中には襲来する予報だが、風は弱く、波は無く、晴天。
とても台風がすぐやって来る気配はない。
始めは上りだったが、途中から風が変わり、帆走を楽しむ。

茂木港は初めて。
大きな港だ。
着ける浮き桟橋があると聞いていたが、行ってみると桟橋の両側に大きな船が係留している。
留められるのは海側の面、一艇分のみ。
一緒に小浜から移動した「NAUTILUS」が係留。

私はグルリと港を回り、ヨットが1艇留められている奥の岸壁、
漁船と漁船の間が空いているところにアンカー、槍着け。

岸壁が高く、岸壁に上がれない。
岸壁に残っている壊れそうな短いハシゴを利用し、なんとか前舫いをダブルに取る。

直射日光下、何しろ暑い。
少し休憩。

テンダーを下し、増しアンカーを打つ
これで、マー安心できる。
ただし、陸に上がるにはテンダーで長いステンのハシゴがある所まで移動し登らなければならない。

夕方、「NAUTILUS」さんが調べておいてくれた銭湯へ。
先ず、テンダーでハシゴ下まで移動。
未だ、海面が上にあがるだろう。テンダーの舫いをかなり余分の長さに取り、
貝のついている最上部より少し上に舫い、登る。

風呂の前に、「NAUTILUS」さんが茂木の町の裏通りを案内してくれる。
茂木はかなり大きな町だ。
かなり大きなスーパーもある。
ただし、何軒か見たがエビスビールもプレミアムモルツも売っている所は無かった。
コンビニは無い。

銭湯は如何にも町の銭湯。大変混んでいる。未だ活躍している銭湯もあるんだ。

風呂上りはビールが欲しい。
NAUTILUS」さんの艇で小宴会。
と言っても私が持参するもの無く、すっかり御馳走になってしまった。
買ってあるビールを飲んでしまったのでは無いかと心配。

9時過ぎに御開き、艇の係留場所まで戻る。
港の端から端まで移動するので遠い。かつ暗く、岸壁周辺は特に暗い。

岸壁の長いハシゴまで来て、驚き。
テンダーは海面に浮かんでいるが、舫いが見えない。
水中なのだ。
仕方がない。靴を脱ぐ。
モゾモゾやっていると、釣り人が明かりで照らしてくれる。
この方の明かりが無かったらどうしようもなかった。
ズット照らしてくれた明かり、有難うございました。

洋服を着たまま、水中のハシゴを降り水に浸かっていく。ビールも飲んだし、せっかく風呂に入ったのに。
足に触る舫いロープはかなり深い。
2ヵ所で舫ってあるので簡単に外れない。マズイなー。
結局全身で4度程水中に潜り、ようやっと舫いを外せた。良かったー!
テンダーで船まで移動。
バタンキュウで即寝る。

どうも、慌ただしい一日であった。

写真:
・高いぜ絶壁に舫うECHO POINT
・岸壁から眺める
・絶壁を上がるハシゴ。ここまでテンダーで移動する必要がある
・増しアンカーの準備
・あと6時間ぐらいで15mの強風が吹くとはとても信じられない、美しい茂木の港
・お風呂やさん
・本来目指していた浮桟橋。両側を船に占められ、留められ無い。