DONのヨット暮らし

Mais ou sont les neiges d'antan?

蓮の露、入手

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2019.1.14(月、祭日)
番外編:

貞心尼自筆の歌集「蓮の露(はちすのつゆ)」の複製本をついに、入手。
貞心尼と良寛との和歌のやりとりが貞心尼の自筆で記されたもの。
良寛の最晩年、死にに至るまでを知る事が出来る。

私がある時、ただ、一行、
「 いついつと、待ちにし人は、来たりけり
             今は、あいみて、何か思わん」
と書いたのは、この「蓮の露」の中、良寛の歌。

写真:
・「蓮の露(はちすのつゆ)」復刻版
・「いついつと・・・・・・・」は右ページに記載されている
・深く、深く心を引かれる、良寛辞世の句が書かれたページ


書名:はちすの露 蓮の露
解説:和本、付録「蓮の露」付き
著者:良寛 詠 ; 貞心尼 編 ; 貞心尼 著
出版元:野島出版
刊行年:昭45
購入した野島出版のものと、同じ体裁で考古堂書店のものがある。
両者を扱う、神田神保町の書店での説明では野島出版は原本から複写。
考古堂のものは野島出版の本を複写したものとのこと。
この神保町の古書店では私の買った野島出版のものを32,400円
考古堂版を9,720円で売っている。
私は別の書店から購入。
現在、「日本の古本屋」で見るに、野島出版のものは、この神保町の書店にあるのみだ。

私が野島出版と考古堂版を気にしたのは、東京中央図書館の蔵書を調べた結果だ。
中央図書館での蓮の露は野島出版のもののみであった。