DONのヨット暮らし

Mais ou sont les neiges d'antan?

英虞湾浜島→五ヶ所湾五ヶ所浦

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2006.5.9(火)英虞湾浜島から五ヶ所湾五ヶ所浦へ移動。8マイルぐらいなのでゆっくり出発。かいゆのご主人がポンツーンまで送ってくれる。追っ手で波もあまり高くないので帆走を楽しむ。コースを進むと真追っ手なので少し登ったりしてチョット時間をかけているうちに天気予報どおり雨が降ってくる。五ヶ所湾の入口に近づく内に、これも天気予報にはあったのだが突然、霧に覆わ殆ど何も見えなくなってします。湾の中に入ってしまえばなんとかなるかと湾口を少し進むが回りが見えないと飛んでも無い方向へ行ったりしてしまう。初めての港である上、五ヶ所湾は岩礁に囲まれた飛び切り狭い水路を進むことになる。なにしろ一番入口の目印である左手の灯台も殆ど見えない。その先の目印、2番目の灯台どころか背景はまったく真っ白。肝を決めて、湾口で霧が解消するのを待つことに決定。約3時間雨の中、波に大揺れになりながら待つ。ヨットでの雨用のオイルスキン、ヘリンハンセンの着易く性能が良く評判も良い、ただ値段も一番高いのを使っているが袖から雨が入り冷たい。靴の中で水が動いている。途中で全部着替える。オイルスキンもついに英国製Henry Loydの最高級品が登場。これは世界で有名なオイルスキン。作りが丸で違う。値段も違う。人に言えないくらい高い。だが着るたびに素晴らしいと思う。かなり前にWESTMARINEで購入。靴もブーツに変更。少し落ち着いて霧がはれるのを待つ。地元の船が出現したら誘導してもらおうと思っていたが3時間の間全く船が行き来しない。霧は全く晴れていないが、少し薄くなったところで遂に進入を決意、湾口を進み始めると霧の中から1艇小船が出現する。とするとやはり霧が薄くなるのを待って海へ出てきたのだ。闇雲に進入しなくてよかった。目印が良く見えない。デットスローで進む。慎重の上にも慎重にすすむ。両側には岩礁や真珠筏が囲む。筏がつながっているのか切れているのか。最小スピードで進みながら確認する。1艇ようやっと地元の船が後ろから追いつきそばを通る。かなりゆっくり進んでいる。こちらを見ている。あとで考えると先導してやろうかと言う意味だったのだ。こちらは心の余裕が無く、この船についていけば一応安心だとその船の後ろに周り同じコースを進む。それを見て、追いつけない本来のスピードで進みはじめる。ずっとおしりを追っかける。こちらの目的地五ヶ所浦に行くのかが不安であったが、最奥に進む今のコースでは五ヶ所浦しかないと確信してついていく。右側に赤い五ヶ所浦の灯台を確認。ついに五ヶ所湾最奥五ヶ所浦に到着。つけるところをいろいろ探す。魚を下ろしている船がいるポンツーンに仮着けしようとすると、手のひらに拳骨を下ろすしぐさを何度かする。これって浅いという意味ではないかと思ったが近づいて行くとさらに手の平を拳骨で叩きながら浅い浅いと言ってくれる。親切。やはり五ヶ所浦に来てよかった。海光丸がとまったと思われる正面の岸壁右側に空いているところが結構ある。しかし目の前に道路があり大型の車が結構走っている。私は車道が極度に嫌いでとてもそこにとめる気にはなれず、右手の静かな岸壁につけることにする。アンカーを打っていると2艇ほど先にバースに若い夫婦が乗る船が入ってくる。ここに着けていいでしょうかとどなると、いいよと言ったしぐさ。一安心。ただ、アンカーが利かない。何度もアンカーをやり直していると引き上げてしまったサッキの船の奥さんが着けていいんですよと岸壁から声をかけてくれる。わざわざ引き返して知らせてくれたのだ。来てよかった。雨に煙る五ヶ所湾。今日からカメラをフジフィルムFinePixに変える。
航路:浜島→五ヶ所浦 8nm 2時間
   浜島から大矢取灯台を交わし真っ直ぐ五ヶ所湾沖を目指すと1/3位行ったところに、必ずぶつかる
   長く伸びた魚網がある。大矢取からかなり一旦沖だしして五ヶ所湾に向かったのに何か魚網のよう
   な囲いのようなものが行く手に見える。これはkasayanも海光丸も触れていない。最近沖だしした
   のか。普通に行くと必ずぶつかるので注意。
   「五ヶ所浦」小型船舶港湾案内を見ると進路を取るのがどんなに大変かと思うが、今回は霧でその
   とおりであったが、見通しが良ければゆっくり進めば、1.入口大島灯台を左に見て 2.間鼻島
   灯台を左に見て 3.曽根瀬灯台を正面に進み 4.五ヶ所浦赤灯台を目指せば問題なく入ってい
   ける。
   「霧」私も始めての港に入るときに霧に包まれたのは初めて。霧予報には注意を。
泊地情報:あんまり広いので迷う。漁協に聞こうと港湾案内を見るが電話番号が出ていない。海光丸が止
     めたところは突き当たり岸壁右端でトイレ、大型スーパーが近いというのでそこにしたいと思
     っていたが、目の前をビュンビュン大型車が通っている。右側の静かな、小型の船が泊まって
     いるところも歯抜けで空いている。静かなのが好きな方はこちらをお進め。ただ浅め。大潮の
     時は注意が必要。また大潮でなくとも船を離れるときはアンカーで沖に出しておいた方が良
     い。岸壁は低く実に渡り易い。
     トイレ:前方岸壁右手裏、街道の向こう側にあるバスセンター隣
     水:漁協の荷揚げ場には無し。近所でもらう。
     店:大型スーパー主婦の店α、街道に出て右に進む。川にかかる橋を渡る。5分ほど。
     レストラン:3分ぐらいの所になかなか良い店がある。珈琲塔FIVE。吹き抜けの高い天井。大
      きな椅子とテーブル。ゆったりして気持ちの良い店内、感じの良い店員。自然食思考。入口
      は小さいが中は広い。
     街道を左に7~8分行くとファミリーマート、大型スーパー、街道沿いレストラン3件ある。