DONのヨット暮らし

Mais ou sont les neiges d'antan?

日本ではここにしか無いインチネジ

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2008.2.16(土)
2008.2.14(木)のこと。

日本にはここ一件しかないという、虎ノ門のネジの専門店「三和鋲螺(びょうら)」を発見したのでご紹介します。

セイルを新調した際、フットを引張るスライダーを移動する工事の為、ブームの端の蓋を取外した。塩で固まっており、外したネジは皆、ドライバーの溝がつぶれてしまう。ねじも変形したりネジ山がつぶれて使えなくなる。大きなホームセンター2件、渋谷と新宿の東急ハンズで探す。
isoミリ、旧タイプのミリ、インチなど合わせてみて、3/16分のインチネジが一番近いと解りました。ただし、ユニクロ製しかありません。ステンレス製が必用です。いつも使っている神田にあるステンレスネジの専門店「福島ネジ」に聞いてもありません。東急ハンズに問い合わせ、調べてもらったのですが、ハンズの仕入れ先と関係業者にもありません。
しょうがない、5mmか6mmのタップを切りなおし出回っているISOネジを使うしかないと思いました。
待てよ、こんな時はインターネットだと一応、調べて見たところ有ったのです。
電話で問い合わせたところ、3/16インチと言う名前では無いが、同じ太さで溝が違う2種がある。現物を持ってきてくれといわれ、再度ホームセンターに行き、仮止めしているのと同じユニクロのネジを買い虎ノ門にある「三和鋲螺」に行きました。外見は小さな工具屋さんと言った風情です。入ると奥にズラーと紙製のネジの箱が連なっているのが見えます。オーストラリアかニュージーランド製のヨットのマスト(ブーム)に使われているネジを探していると伝えるとなにしろネジを見せてくれと言われユニクロ製を見せるとすぐノギスで測ってこれならあるとの回答であった。
そこで塩で固まっても取れるよう、ナベ型で6角レンチが使えるのは無いかと聞いたところ、紙に形を書いてくれといわれる。メモ用紙に書かれた図を見、カタログを調べる。それもある。ついに希望のネジに出会う。
3個の予備を含め、6個購入する。1,050円であった。高いがついにあったのだ。ついに発見。店の主人いわく「日本中でここにしか無い」。
インチネジは勿論、精密ネジ、特殊ネジはここで探すのが一番だ。
店の主人曰く、「うちは高いネジしか扱わないので普通のネジはホームセンターの方が良い」
「三和鋲螺」
http://www.neji.co.jp/