DONのヨット暮らし

Mais ou sont les neiges d'antan?

イサム・ノグチ庭園美術館に行ってきました。

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庵治港からバスで20分ほど、牟礼にあるイサム・ノグチ庭園美術館に行ってきました。
10:00から1時間、イサム・ノグチの作品を学芸員の女性による説明で見ていきます。
先ず、石垣に囲まれた作品群とアトリエ(作業蔵)、石垣が円を描いていたのでイサム・ノグチはこのスペースを丸と呼んでいたそうです。
次に大作、エナジー・ヴォイドが収納されている展示蔵。
続いてイサム・ノグチの住居。
実に爽やかな空間です。是非一度訪れてみてください。

イサム・ノグチ生前の状態を何一つ追加も削除もせず、忠実にそのままを維持しています。

写真:
・石垣に囲まれた作業蔵と作品群
・展示蔵
イサム・ノグチの住居

イサム・ノグチの作品は勇壮で力強く、どんな風雪にも耐える永遠を暗示させる。
今まで、草月会館の巨大環境作品に何度も接し、横浜の美術館でも何度か作品を見て私も上の様な感想を持っていた。
しかし、実際の広い庭園の中で最も精神を傾注して作った庭園全体と作品群を見た時、何か違う感触を持った。細心の注意を払って管理された庭園全体。石の作品を水で洗い、何人もの人が丁寧に丁寧に掃き清めた地面。石庭の様に掃き目が通っている。見学が終了すると直ぐ庭園を閉め、作品を水で清め庭を整える人達。
この庭園、蔵と作品群は1年何の手入れもしないで放置されたらどうなってしまうのか。
それでも力強く大きくその美しさを人々に訴える存在なのか。
この庭をこれほどまでに繊細に維持している泉さんと言う人をイサム・ノグチが信頼し作品製作者として選んだ。イサム・ノグチは自分の作品の核心を理解しているパートナーと確信したのだ。

バス亭に庵冶温泉という駅があるので調べてみたらそういう温泉街があるのでは無く、1軒の温泉ホテルがあるのみ。これ以外に漁協の前にビルに入った温泉施設、その裏に黒乃屋という温泉宿、これは何年か前につぶれる。牟礼よりの船隠しの入り江の上に船隠しという料理旅館と元3件今2件温泉がある。
私はビルの温浴施設が嫌いなので自転車で船隠し旅館まで自転車で行って今帰ってこれを書いている。6時。