DONのヨット暮らし

Mais ou sont les neiges d'antan?

ステー交換無事完了

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2009.9.10(木)
船内温度はきのうと同じ17度だが外は寒く感じる。
最低気温の予報を見ると13度。
夜中12時ごろ舫いがきしむ音。2回ほど起きて舫い調整。
うねりの影響だろう。台風が過ぎ去って行く時に一番うねりがくるとは。山田だから静かなものだが。
かなり潮が引けていた。きのうの昼間は高い上げ潮だった。今は大潮か。
朝食準備中、5時半。

6時20分。佐藤さんが、生きているイカ3匹を叉差し入れてくれる。
これが美味いんだよな。早速料理。

午前中に児島から新しいステーが届くはずだ。受け取りをお願いした阿部商店に10時に、電話する。
きのう受け取りを承知してくれた奥さんが出て未だ来て無い。来たら電話をくれる様に頼む。直ぐ取りにくるよう折り返し電話。とにかく直ぐ店の方に行く。配達係は今配達中で届くのは遅くなる。今取りに行っているとのこと。車が店の前に着く。ご主人らしき人がこれだと品物を渡してくれる。こちらが早く入手したいのが態度でわかり、ご主人がわざわざ集配所まで取りに行ってくれたのだ。すべた奥さんの采配の様だ。うれしいかぎりだ。阿部さん有難うございました。

船に戻り、新旧のステーを広げる。
一つだけ問題があるのだ。アイターミナルの厚さが八セルホースは8.4mm、GIBは9.5mm。つまり1.1mm厚い。どうにか入るかも知れないが、マストに登ってあれこれやるより取り付けは簡単確実にやりたい。そこでステンを1.1mmヤスリをかけて削る。雨た途中で2回も降り、作業を邪魔され、2本を削るのに1時間ぐらいかかる。
児島の担当者はステン1mm削るのは大変ですよと言っていた。いや私はヤスリでステンを削るのが好きなんだよ。

次にメインブロックを使ってマスト一人登りを行う。
なかなかスリルがある。必ず山田の人が何人か見ている。
確かに珍しい景色だろうな。

一番の注意点はマストにアイターミナルを固定する際、誤ってクレビスピンを海中に落としてしまうことだ。それでもうステーの取り付けは不可能となる。
頭が丸くなっている特殊なクレビスピンということと割りピン穴までの距離が同じものが手に直ぐには入らない。
アイターミナルの穴とマスト側の穴をあわせ、クレビスピンを慎重に慎重に差し入れ、そっと割りピンを細い穴にいれる。次は力がかかり過ぎない様、全てを手で押さえ、ピンを開き固定する。
これを一人、マストの上でやるのはかなり神経を使う。ぶら下がりながらですからね。
でも成功。
ゆっくりマストを下り、ステーのターンバックル側を仮止めし、30分遅れの昼食。
食後、すぐターンバックル固定。左、右と行ったり来たり、左右の張りを調整。インナーバックステーとの張りも手で触って調整。

前のターンバックルは八セルフォース製。高級品。今度のはGIB製、これも高級品。新品に換えたのは八セルのネジが堅く、若干つぶれていると判断した為だ。
所が、作業を全て終え、古いターンバックルを外し、油を入れ、ネジを調整したらスムーズになってくる。目がつぶれたのでは無く塩で固まっていたのだ。
八セルの様な高級ターンバックルでも本体も雄側もステンレスだと焼きついてしまうことが良くある。
私もバックステーのターンバックルが固着してしまい、GIBに変えた。3万以上したんじゃないかな。
このことがあったので短絡的に6mmワイヤー用のターンバックルも目が若干つぶれたと早急に判断してしまった。
皆さん塩で廻りが堅いことがあります。ご注意。

あと、諸の整理などやっている内に4時近くなってしまう。
夕方は雨は無し。
今日も忙しかった。
水の補給とちょっとした買物もする。
これから食事6時半。なんか眠い。

写真:
・完成したステー、横にあるのは八セルのターンバックル
・万力で締めてアイターミナルをヤスリで1.1mm削る
・マスト一人登りの道具。手で握っているところを両手で引張ると体は簡単に上がる。メインを引く時と同じく、ロープを引いて固定し、下に下がらない様にし、叉引張り挙げる。