DONのヨット暮らし

Mais ou sont les neiges d'antan?

シングルハンドでの航海で必用なこと

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2010.02.26(金)
●1人で海に出る際、どんな準備(艤装や個人装備)が必要か
1.なにより先ず、船にジャックラインを設置することが重要です。
2.次に質の高いハーネスとハーネスラインを購入
3.シングルハンドの場合、無風で波が無くとも必ず、ハーネスを装着して出港しなければいけません。
  突然に天候の変化はショッチュウあります。叉、漁船等の巨大引き波に遭遇する場合も少なくありません。
●洋上を航行する際、注意すべきことは
ワッチです。
ワッチの相手は
1.魚網
2.船。
  前から、横から来る漁船、本船
  漁船は皆、こちらを見ていない。オートパイロットで動いていると考えておきましょう。
  後ろも時々見る必要があります。特に瀬戸内海では
3.流れ藻
  これがスクリューに引っかかると潜って取るという大変な手間がかかります
●シングルハンドでの航海で便利な装備にはどんなものがあるか
帆走時
1.オートパイロット
シングルの場合、オートパイロットは不可欠です。
セイルを上げるにも船内にもぐりこむ必用が出た時も
私は時間が取れる様になってから購入したのですが、
今となってはかって、オートパイロット無しで一人で良くセイルを上げていたものだと思います。
2.尿瓶
私はプラスチックの冷麦のポットを使っています。
操船中にも安心して用がたせます。用を足して海に捨てます。
WESTMARINEではプラスチックの尿瓶を男性用、女性用と売っています。
係留時:テンダー
●シングルハンドで知っていると良いテクニック
A:シングルだと難しいのは離着岸、特に着岸です。
シングルでの着岸のポイント。

槍着けの場合
準備1.アンカーロープをアンカーに着ける。アンカーロープをデッキの上に出して、スルスル出て行くようにしておく。
     双綱も設置しておく
準備2.バウに10m程度のロープをコイルし端をコックピットからたらしておく。(写真参照)
準備3.岸壁に当たる可能性が高いので常時パルピットにフェンダーを設置しておく
準備4.岸壁に当たっても良いように入港時に俵フェンダーをつける
私は槍着け出来る場所は全部槍着けします。
横着けしか出来ない場合だけ横着けします。
シングルで槍着けするのはどうしても慣れが必要です

横着けの場合
準備1.
入港前に前舫いと後ろの舫いを事前に設置し、その端を船体中央に持って来て外側に下げて置く。(写真参照)
準備2.
着岸場所が決まったら、どちらから風が吹いているかを確認しておきます。
舫い実施1
着岸した時に一人で前後舫いの端を両手で持って岸壁に降りる。
舫い実施2.
風上側から舫う。
設備としてハル中央に大きいクリートを設置するのがベストです。


B:シングルでマストに登れるシステム:
私はいろいろやってみて、メインシートブロックを使うのが一番楽です。(写真参照)

●その他
天気状況、メールでの必要なやり取りその他、一人だからこそ確かで最新、豊富な情報が必用です。
そこで、船内でのインターネット接続が不可欠と思います。
今の時点で安くて早くてどこでもつながるDOCOMO USBタイプ 常時接続がお進めです。L-02A 7.2mBbpsと高速です。

写真:
・槍着けする際のバウ状況。岸壁に取るロープの先端をパルピットの先端に垂らしてあります。
パルピット先端には四角い丈夫なフェンダーと丸いフェンダーが常設されています。
フェンダーは入港直前に付けます。
・横着けする際は前舫いと後ろ舫いをハルの中央に持ってきて一人で取って陸に移れる様に準備します。
 事前に大きいフェンダーをハルの側面につけて置きます



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