DONのヨット暮らし

Mais ou sont les neiges d'antan?

四書五経、論語、和書

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2013.1.7(月)
番外編
四書五経論語、和書

皆さん、むかし高校で習いましたよね。
江戸儒学と言えば先ず、四書五経
武士にとっての最も基本的教養。
余裕のある町人、農民にも良く知られた日本人共通の教養でした。
特に論語については少し教養のある人間は全てを暗記していました。

ところで四書五経って、どんなものなのか見たことが有る人はいますか。

写真1.これが四書五経の内、江戸時代には五経以上に重んじられた四書の全部です。
    中央右が論語四冊、左が孟子四冊、右が中庸、左が大学
    当時の武士は藩校へ町民は寺子屋へこの10冊を持って通ったのでしょうか。
    四書とは論語孟子、大学、中庸
    五経とは易経書経詩経礼記、春秋
写真2.論語の5冊
    右に小さく後藤点とあります。
    論語は日本人に読める様、訓読を着けました。 
    江戸後期の論語の訓読の最も権威を持ち、多くの人に使われたのが、
    後藤点、後藤芝山の訓読です。
    吉川幸次郎論語解説も訓読は江戸時代のこの後藤芝山の訓読を採用してます。
写真3.佐土原藩蔵版とあります。
    朱子学に基づいた注釈となっている。
写真4.論語の解説ページです
写真5.これは所有している江戸時代の和本です。
一番右は枕草子、次は大橋訥庵の闢邪小言。版本では無く、書き写したもの。
    漱石が未だごく若い頃愛読した文章。
    右から三つ目は太宰春台の論語古訓外傳十冊。良本です。
    神田で40年以上前に購入。
    左端、伊藤 東涯、用字格。
写真6.つい最近、神田で手に入れた広瀬淡窓の淡窓詩話の和本。
    名文。私の愛読書。
    活字本としては、昭和17年発行の岩波文庫
    大正時代の淡窓全集、46年の復刻版しかありません。
    淡窓全集は極めて高価。