DONのヨット暮らし

Mais ou sont les neiges d'antan?

万関瀬戸を越え浅茅湾へ

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2014.8.26(火)
万関瀬戸を越え浅茅湾へ。
昨日、夕方5時の予報で対馬は強風波浪注意報に変わり、波2.5m。
もう一日厳原かなと心配しながら朝5時の予報を見る。
強風波浪注意報解除。波2m。OK出港。
ただ、曇りの予報が雨。なかなか止まない。
10時半出港予定なので、それまでには止むだろうと楽観視。

今日目指すはリアス式の細い入江が複雑に入り組んている。広い内海に近い。
ただ、入口に有名な万関瀬戸がある。
万関瀬戸は明治33年、日本海軍が艦船の通り道として人工的に掘削した瀬戸。
日露戦争日本海海戦魚雷艇がこの瀬戸を通って出撃した。
水路の最少幅は40m。

この瀬戸の反流時はチョット複雑で、
北東流は高潮時の2時間15分前から、南西流は低潮時の2時間15分前から。
本日2014.8.26日の厳原の干潮は「瀬戸内海・九州・南西諸島沿岸潮汐表」によれば、
15時20分。同書の潮汐改正数によれば、万関瀬戸はプラス10分。15時20分。
つまり万関瀬戸中央の反流時は2時間15分を引いて13時15分。
急流の反流時を無視して飛ばすヨットも少なく無いが、
私は瀬戸の反流時に出来るだけ正確に通過する様、船を操るのを趣味にしている。
今回も万関瀬戸を7分ほどだけずれて通過。
潮の流れは全く無く。鏡の様な水面であった。

きのう、高浜漁協に係船の届けにいった海浜公園桟橋に近づくと、
先着のヨットが見える。
ポンツーンに近づくとなんと、きのう厳原でやってきた、黄色のTシャツの人が降りて来て、
舫いを取ってくれる。
艇名はINTREPID。どっかで聞いた名前だな。大型の重い船。
この船のオーナーの方は宣教師キム・パウロさん。
日本にキリスト教を広める為にヨットでやって来たとの紹介パンフレットをくれる。
もう一人はチョウさん。漢字は梢の木へんではなく走へん。
明日4時出港とのこと。
女の人も乗っており、キリスト教布教に名を借りたレジャーにみえたが。
キムさんは真面目な、牧師らしい方だ。
ECHO POINTのいろいろに興味があるらしく盛んに写真を取り、質問をして来た。

着岸後、船を降りて、ここの広い公園を散歩しているおばさんに、
風呂と空港を聞く。
風呂に行ってみると今日は休み。
空港への道を歩き始めたところで、車でさっきのおばさんが乗りなさいと誘ってくれる。
空港まで連れてってくれる。途中、スーパーの場所等もおしてくれる。
空港からの帰り道、スーパーを探すと、直ぐ近くに郊外によくある巨大スーパーであった。
酒の安売りもしている大きなドラッグストアーもある。
海浜公園、コリャー便利な所だ。
取り急ぎ、きれそうなお茶と食材の豆腐、ビールを仕入れて艇に戻る。

海浜公園係留料:
届け出に、船検票と印鑑。船検票の艇長で計算。私は33フィート。4日間係留で592円。
ただ、高浜漁協に届けにいくのが面倒。厳原からバスで約20分、590円。
面倒だけど、届に行ったのは、殆どの艇は届けずに着けていると思うので、
先に無届けで着けている船に正式に届けていると言ってどいてもらうため。
今回は1艇分は空いていた。

写真:
浅茅湾海浜公園ポンツーンに舫うECHO POINT
・万関瀬戸に掛る橋
浅茅湾の景色
キリスト教布教のため来日したとおっしゃるINTREPID