DONのヨット暮らし

Mais ou sont les neiges d'antan?

心穏やか、伊東港に到着

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2014.11.9(日)
長い航海の後、母港が直ぐそこなのに必ず伊東に寄る。
伊東では心が穏やかになる。
温暖で、遥か昔から人類が住み着いた所。
歴史を示す事物も多い。
私が好きな港の一つだ。

天気予報では今日、9日は一日雨だった。
ところが、きのう17時の予報で、夕方から雨に変わる。
風向きも東。good。今朝5時の予報も同じ。

横抱き係留を解き、川でメインを揚げ、赤燈台を6時44分に交わす。
先の防波堤の出口は左右2つある。左側を出る。
出てすぐ、黒いブイと太いロープが見える。避けたが、夜間には全く気がつかないだろう。
何かの工事の残りか少し先のブイにロープは繋がっている様だ。
港の入口にロープとはひどいものだ。
下田に夜入った時は沖から見て左側。陸から見て右。
つまり今朝と反対側。こちらを出入りする方が安全だ。

下田を出て、爪木崎はいつもの爪木崎。
11月、台風余波の強風波浪注意報解除2日後の爪木崎としては穏やかだったと言って良い。
風は東では無かった。
北東。私は伊豆半島に沿って北東に進む。真登りとなる。
さらも潮が非常にきつかった。2.5~3ノットあった。
5時間ほど、ズット2ノット代が続く。予定の半分の速度だ。
こんなことは初めてだと思いながら、ふと5月に同じコースを逆に走った時、
今まで一度も無かった速さで下田に着いたことを思い出した。
あの時と逆の状態なので。
最近、気象庁が記録を取り出して以来、最大の・・・と言うのが多い。
潮の流れにも変化が出ているのではないか。
完全武装で出港したが、結局、雨は降らなかった。

伊東港の岸壁、契約艇の一番左端にいつもの様にスターンアンカー、槍着け。
舫いを固めて14時45分。

先ずは、私の愛する温泉銭湯、あらいの湯へ。250円。
伊東は温泉地で有名。湯量が豊か。熱海の比でない。
銭湯も10以上あるが、私は温泉好きで全て入っている。
あらいの湯は、特に好きな銭湯の一つだ。
係留地から5分かからないぐらい近い。漁協の前。
雰囲気が如何にも銭湯。湯はめずらしい、透明。
風呂をやっていない時、ザーザー湯が外に流されている。
それだけ温泉量が多いのだ。
来ている地元の人も皆、健康そうで顔の色艶が良い。

風呂を出たのが5時。もう薄暗い。小雨が降って来る。
真っすぐ艇に戻る。

写真:
・伊東港に舫うECHO POINT。正式にはここに着けられません。
・あらいの湯