DONのヨット暮らし

Mais ou sont les neiges d'antan?

沖留め舫いを再設置

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2014.11.12(水)
昨夜は雨。
朝はあがっているが、厚い雲が垂れこめ、デッキはびっしより濡れている。
朝食準備中。8時。

きのうは波3mでゆれも激しかったが今は静か。
午後から晴れる予報だが、3時頃から西の風10m以上。
熱海では西が強いと台風の様な風になることが多い。要注意。

長期の航海中にマリーナで沖留めのコンクリ角のシンカーの位置を移動。
ブイの舫いも新品に交換。
これに伴い、従来の舫いは今、岸壁に乗せてある。
これを新しいブイの位置に合わせて再設置する必要がある。
これが済まないと家にも帰れない訳だ。

今日は一日、舫い再設置作業を進める。
船の位置が決まらないと舫いも決まらない。
船首に当たる岸壁位置からロープを取り、船首に繋ぐ。
スターンはアンカーを打つ。
アンカーと岸壁からのロープで船位置を決定。
位置が決定した船に合わせて、従来使っていた舫いを調整して設置。
今日はオオヨソの設置を完了。
改めて、舫いの微調整やシャックルの増締め、ステン針金での固定等を行う。

実際に舫いを設置してみると、いない間に決められたバースは間口が広く、ブイからの距離がカタチンバ。
これでは舫い拾いが難しい。
私はこのマリーナでは最古参の一人なので、
居なかったとは言え、納得行かない所だ。

追っ手の強風での舫い拾いは難しい。
ブイからの距離が違うとさらに難しくなる。
右舷からの風が直前に左舷からに変わるというのもシバシバある。
多分、どちらかの舫いを拾い、すぐ反対側を拾うのは無理になると思われる。
この状況でのワザを磨くしかないな。

設置作業中に気にしたのは、西の強風が予報より早く始まるのではないかと言う懸念だ。
仮設置を完了。アンカーを揚げて前のロープを外したのが3時半ごろ。
風が西に変わり始めた。
どうにか、静穏な内にポンツーンに移動完了。
15分ほどで西が吹き始め、すぐ西のブロー。
その後、益々西の強風。
熱海では西の強風の時、予報より遥かに強い風が吹くことが多い。
時々、猛烈なブローが吹く。19:41。

17時発表、熱海に強風波浪注意報。明日、明け方から夕方まで。波3m。
と言う事は、明日朝から今よりさらに風が強まる訳だ、

写真:
・舫い再設置。舫いを結んでいる小さな黄色いフロートが見えますか。
・日が沈んだ後の熱海の西の山並み。心に浸み渡る。しばし眺める。16時51分。