DONのヨット暮らし

Mais ou sont les neiges d'antan?

要必見、八戸の縄文土器、土偶

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2015.7,19(日)
いやー驚いた。
八戸に来たら是非、是川縄文館を訪ねることをお勧めします。
私は縄文土器に対する認識がすっかり代わりました。
先ず一番驚いたのが漆を塗った縄文土器が数えきれない程、発見されていることです。
これは縄文土器への新しい認識であると同時に漆に対して従来思っていた事の修正となった。
八戸の縄文遺跡では土器だけでなく、樹皮の細工物、木の弓、祭祀に使われたと思われる刀形状の物など、
漆で美しく仕上げられている。
色は朱(赤)または黒だ。
縄文時代にこの様な物が存在していたのだ。
また、漆そのものに付いて言えば、天平時代から優れたものがある。
しかし私は工芸的なもので、文化が熟してから使われ始めた物と思っていた。
5,000年とか9,000年とか日本文化発生の時代から使われ、それも優れた意匠で存在していたのだ。

これらの縄文土器土偶、細工ものは是川縄文館で詳しく見る事が出来る。
館は快適に整備され、見やすく、優れた展示となったいる。

展示されている縄文物は今、私が泊っている新井田川の歩いても行けない事は無いぐらい近くの、
川沿いから発見されている。
是川遺跡と呼ばれているが新井田川流域の広さは東京ドーム7個分、約37万6千平方メートル。
縄文時代晩期の亀ヶ岡(かめがおか)文化を中心とする中居(なかい)遺跡、
前期・中期の一王寺(いちおうじ)遺跡、中期の堀田(ほった)遺跡の
三つを総称して、是川遺跡と呼ばれている。

縄文土器と言えば東京の国立博物館に多数展示されていて、優れた物が多い。
ここを見ての認識ともう一つは箱根美術館
世界救世教の教祖、岡田茂吉が指揮して作った庭で有名だが、
火炎の縄文土器、それも多分、日本で一番優れた火炎縄文土器の名品を見る事が出来る。
私は此処の庭と土器が好きで良く訪れる。
今回の是川縄文館訪問で、今までの縄文認識を大きく広げる事が出来た。
うれしい、体験であった。

是川縄文館は本八戸の中心街からバスで18分と近い。
私はたまたま電信柱に貼ってあったチラシでバス代と入館料がセットになったのを買って行った。
バス代、入館料全てで520円。セットになっていなくても1000円で足ります。

写真:
・平成になって国宝にしていされた合掌土偶、前面
・同、背面
・同、側面
・同、側面
・赤く漆を施した縄文土器
・同、
・火炎では無いこんなに繊細な縄文土器もあるんですね。
 是川遺跡の縄文土器は大きくもこれくらい。
・チョット火炎風。おとなしく、軽いですね。
・木を加工し漆仕上げをした櫛。何千年たってもこの様に保たれていました