DONのヨット暮らし

Mais ou sont les neiges d'antan?

チョット、紀伊大島へ

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2016.6.20(月)
夜中、強風、猛烈な雨、たびたび光る稲妻、とどろく雷鳴。
いったいこれはなんだ。こんな予報は無かったろう。
2時過ぎ、雨が止まった時を狙って、何もしてなかったジブファーラーを縛る。
3時過ぎまで猛烈な状況が続く。
ネットで気象庁レーダー・ナウキャストの降水と雷を見る。
串本の上に真っ赤な部分がかかる。
あー、雷注意報の注意点に該当しているのだ。
雷注意報って、いつも甘くみていた。まー、場所によっては雷が来るんだろうぐらいに考えていた。
確かに、雷注意報には必ず、「突風」が付加されている。
以後、雷注意報にモット注意しよう。

串本に3時、雷注意報。
和歌山県では20日夜遅くまで急な強い雨や落雷に注意してください。雷、注意期間20日夜遅くまで付加事項 突風」 
 ナンダ、今日一日続くのか。明日もかな。

早朝、やって来たとなりの漁船の船長におはようございます。船長、すごかったね。
午前中は曇りの予報だが、時々雨。6時。朝ごはんを作っているところ。
明日は波2m後2.5m。考えていた今日の予定を変更せざるを得ないな。

降り始める前にと散歩へ。
銀座通りを無量寺へ向かって進み、邸宅を過ぎたところで細い路地を左に折れる。
今はやってないが、レンガ作りの工場など醤油醸造所が残っている。
かっての串本の繁栄を偲ばせる。
さらに進むと海に出てしまう。
ヨットで潮の御崎を越えることで頭がいっぱいで気がつかないが、潮岬の西側の海は串本では直ぐそばなのだ。
潮岬は大きな島様な山の先で、島の根元は非常に狭い。すぐ反対側に出られる。小さな漁港になっている。

昼食後、深夜の経験を参考に気象庁レーダー・ナウキャストを見てみる。
と、雨雲と雷雲が1時間後にやってくる。
そのとおりすぐ雨。西の強めの風なので、船内に吹き込む。ハッチを降ろす。
雨があがったところで再度気象庁レーダー・ナウキャストを見ると次の雨雲が来るまで時間がある。

そこで、急いで出港準備。
実は、私は今回、紀伊大島に是非行ってみたかったのだ。
紀伊大島に行ったという人は先ずいないと思う。
なんか、特別なところと言う気がしませんか。
ホントは2泊はしたいと思っていたが、明日は雨かつ風も強く、波も高い。
そこで、港に入り、上陸して3時間ぐらい紀伊大島、大島港を散策したいと思った。

大島に近づくと先ず大きな赤灯台がみえる。これは大島港
大島のメインは大島漁港。
串本港からアプローチすると島が視界を塞ぎ、港入り口は見えない。
そばまで行くと、大きな白灯台。これを左に見て入る。
港は小さい。はいって直ぐの比較的大きな船溜りと右手に小さな漁船の小さな船溜りがある。
驚いたことに港は船でいっぱいだ。活発に動いている漁船と解る。
大島港では漁がさかなのだ。
なにか牧歌的な港を予想していたが、まるで違った。
先ずヨットを着ける余地が無い。
灯台を越してまっすぐ正面が空いているが、空いているというより空けてあると感じさせる。
ここに着けろと言ってくれる人もいない。
チョットよそよそしいというか、あまり歓迎されない雰囲気だ。何より着ける余地がない。
しかたなく、港内をグルーと一渡り回る。右手の小さな船溜りは狭すぎるので、入るのはやめる。
もと来た串本へ引き返す。
着けることは出来なかったが、マー、行きたかった大島漁港に入れたのがうれしい。
今まで居た串本港北岸壁に再度もやい、今これを書いているところ。17時。

写真:
紀伊大島、大島漁港遠景
・この白灯台を左に見て入ります
・空いている真正面(東南)岸壁
・南西岸壁の船。右手から小さな船溜り。
・午前中、新しくヨットが入ってくる。これで串本北岸壁に3艇係留。
 天気が悪いので皆、何日が滞在と予想される。