DONのヨット暮らし

Mais ou sont les neiges d'antan?

南方熊楠をたずねて

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2016.6.30(木)
予報では午前中は雨、降水率70%だが、青空が雲間にのぞく。雨は夜のみ、デッキはびっしり濡れている。
田辺に雷注意報がズット続く。午後は曇り。
きのう、外食したので、オカズがあり、朝食と後片付けが6時半に終了。今これを書いて、6時40分。

田辺と言えば、南方熊楠
かっての武家屋敷のあった地域に、「南方熊楠邸」と
南方熊楠を紹介する「南方熊楠顕彰館」が隣接して建っている。
10年前にも来たが、またゆっくり見たくて再訪。
顕彰館はきれいな建築。見やすく、ゆったり内容を味わえる。
私が居る間、だれも訪れる人はいなかった。
南方熊楠那智を基地に那智の森を何年も掛けて調べている。

続いて、熊楠の自邸。
受付をしていた年配の女性と少し話す。
明治時代に別荘として建てられ家。後にそれを熊楠が自邸として購入。
風通しの良い、気持ち良い家。
帰りに振り返ってもう一度みると2階建てと気付く。
引返し、2階建てなんですね。上は倉庫だったのですか、と聞くと。
いえ、南と北は全面大きな窓、東の西にも窓。とのこと。
木の雨戸が閉まっていたので気が付かなかった。大きく窓となっている。
ここは重厚な瓦屋根の邸宅がある地域。
しかし、この家は実に軽いイメージで作られている。
明治時代にこれ程現代建築風の家を建てた人がいるとは驚き。
当時、大きな邸宅も皆、平屋だったはず。
南方熊楠は普段は2階で寝起きしていた。
2階建てなど当時は無く、田辺の町全体を見渡せるのを喜んでいたと説明してくれた。

昼になったので、今日は外食。
当地では「銀ちろ」と言う店が一番知られている。
本店で食事。出できた女性に「ちろ」って魚の名前ですかと聞く。
いえ、昔、おかんをするのに使った筒状の器を「ちろり」と言い、それから取りました。とのこと。
あー、「銀ちろり」なのか。
私なんか昔「ちろり」と言う言葉を見聞きしているので良くわかる。
「銀ちろ定食」1840円を食す。新宮の崎さんが本店じゃない方が良いと言っていた。その通り。

次に少し郊外、遠いが歩いて、パビリオンシティまで。
色々な店が終結している地域でオークワの大型店舗がある。
街中の店に良い味噌とお茶が無いのだ。
オークワにも良い味噌は無かったが、八ヶ岳醸造蔵造り、秘蔵味噌を購入。
前も買った記憶がある。1kg1100円。一番高い。今だけ少し安売りキャンペーンをしていた。
お茶も知覧茶。これも買った記憶がある。
何処の店にも無かったDECECCOのスパゲティもあったので購入。ただしno11のみ。あるだけ良し。
石丸の乾麺、うどんは何処にも無し。

スーパーの前にK's電気の大型店舗もあるではないか。
大阪まで行かないと大型電機屋は無いと思っていた。
モバイルプリンターのインク予備が無い。
純正しかないが、なにしろあるだけラッキー。2514円。

帰り道の近くにあるはずの「出立王子(でだちおうじ)」を探し、見つけ出し参拝。
熊野詣でにある99ある王子の一つ。
熊野詣ではこの地、田辺で海側を行く、大辺路コースと山を行く中辺路コースに分かれる。
「出立王子」は山を行くコースの出発点であった。
当時はは拝殿や回廊もあった模様。後鳥羽院藤原定家もこの中辺路コースを行った。

「出立王子」を探しているうちに雨。あー、今日は先ず降らないと読んだがハズレ。
マットがびしょ濡れだな。
出る時は久しぶりに日が差し、カンカン照りで暑くてしょうがなかった。
雷注意報が出ていると時は絶対干しててはダメだね。解っているんだが。

写真:
・顕彰館入り口
・顕彰館遠景
南方熊楠自邸
・自邸遠景。
・庭の楠
・出立王子
・銀ちろ