DONのヨット暮らし

Mais ou sont les neiges d'antan?

関門海峡を越え、初めての港、若松港に入りました

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2018.7.19(木)
初めての港です。
昨年、博多の小戸でニュージーランドの夫婦の艇に呼ばれ、御馳走になった。
次は大島に行く予定。関門を超えるには近い芦屋が良いと進めたところ、
知り合いがいるだか、知り合いの紹介だかで関門の入り口の港に入るとのこと。
えー、そんな所に、しかも外国の大型ヨットを留められる港があるのかとびっくり。
紹介があるので、留められるのかな、いずれ調べてみようと思っていた。

その後、調べてみたところ、それらしきは若松港しかない。
そこで、インターネットで、かなり色々調べたが、ヨットで若松港に着けたという情報に行きつかない。
着けたいう断片的な情報が1件あった程度である。

驚いたことに、ナントKasayan夫妻が若松港に入ったと航海記に書いてあるのをネットで発見。
タグボートの港に着け、了解を貰ったが、港湾局からヨットはダメと言われたと出ている。
どうしょうもないところだったが、友人の手助けで留めるところを紹介してもらったとのこと。

どこに着けられか、どんな港か、行ってみようと決める。
若松港に入ったヨットマンは先ずいないと思うが、関門を南から抜ける場合、
こんなに、便利なところはない。是非、実情をみてみよう。

関門海峡からかなり奥に入る。
若戸大橋をくぐって、すぐ右手に港らしきが、グーグルマップの航空写真で見える。
いるのは漁船ではない。
ここに着けられるのではないか。
先ず行ってみよう。

若戸大橋をくぐり、予定の港に入る。
グルーと一周。
この岸壁なら大丈夫なのでは。
スターンアンカー槍着け。
舫い完了。若松港にやってきました。

インターネットで風呂を探す。
有りました。
場所を確認に。15分以上かかるかな。
途中で道を聞いた女性が途中まで一緒にあるいて場所を支持してくれる。
若松の人は聞くとみな明るくとても親切に教えてくれる。男女共だ。うれしいことだ。

船をつけた前のビルに多分若松一とおもわれる大型スーバーがある。
食材を仕入れて艇に戻る。
この係留場所は生活ができますね。というかこんな便利な泊地は無いと言って良い。
ズット留められと良いが。

夕方、日が沈みかけた夕方、風呂へ。
日が差していると、暑くてとても歩けない。

航海:
2018.7.19の関門海峡早鞆瀬戸の転流は11時半。それまでは逆潮。
田野浦から関門海峡南部の最強潮流場所まで5マイル。
約1時間前スタートだが、余裕を見て10時スタートとする。

大阪湾から明石海峡を抜けるとき、逆潮が明石海峡より遥か以前から逆潮がきつかったのを参考にしたわけだ。
しかし、田野浦から早鞆瀬戸まで1.3マイルしかはなれていない。
しかも流れに直角にアプローチしていく。
結果として、逆潮は見られず、連れ潮だった。

まずいこと発生。
オートパイロットが効かないのだ。
最近よく起こる症状で、再度ソケットをはめ直すと大体、正常に働く。
しかし、今回は何度はめ直しても正常に動かない。

オートパイロットは止め、手でティラーを持ち、関門海峡に入る。10:40
早鞆瀬戸、関門海峡大橋を通過するまでは、きつい逆潮。
海は渦巻いている。
丁度、和布刈り神社の前。
帽子を脱ぎ、参拝。

関門海峡近辺は逆潮強く、3ノットしか出ない。
渦で艇が持っていかれる。
ずっとティラーを握ったまま。

以後、1マイル程は逆潮で4ノット程度しかでない。

オートパイロットが動かないので、手を離せず、記録も付けられない。
一旦エンジンを切る。
オートパイロットの差し込み側を紙やすりで磨く。
受け口は、ミニドラバーと丸ヤスリで磨く。
再度オートパイロットを差し込む。
OK無事動く。

最強部の少し手前で11時31分、早鞆瀬戸の転流。
以後は0.5ノット程の連れ潮となる。

海峡の最下部から西にコースを進む。
左から大型船が航路に直角に出てくる。

しばらく進むと再度左から大型船が出てくる。

この様に航路に直角に船が出てくるので注意。
どちらの場合も大きな赤ブイ、緑ブイがあった。

若松港入り口に緑と赤の大型ブイあり。
右側通行で行く。

後ろでボーと警笛。
巨大船が後ろにせまる。変針。
2艇の大型船が追い抜いて行き、若戸大橋のさらに奥まで進んでいった。

若戸大橋をくぐったところで右側、海上保安庁の船、タグボート多数が係留しているきれいな港。
グルーと港内をめぐり、
艇が戻って来る気配の無い、と思われる岸壁にスターンアンカー、槍着け完了。13時30分。

写真:
・移動しなさいと言われるかもしれないので取り急ぎ写真を撮りました。
 後ろに見えるのが若戸大橋
・鶴の湯
若戸大橋の夜景。20時7分。
・和布刈り神社、濁流の中、参拝。