DONのヨット暮らし

Mais ou sont les neiges d'antan?

今日は波佐見焼を見に

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2018.8.1(水)
まだ強風波浪注意報続く

今日は波佐見焼を見に行きます。
伊万里焼と有田焼を言葉で知らない日本人は先ずいない。しかし、
皆さん、波佐見焼って知ってました。
私は新宿の伊勢丹高島屋で5年ぐらい前、波佐見焼の展示即売会を見て、波佐見焼というのがあると初めてしりました。
これで、伊万里焼、有田焼、波佐見焼と3連チャンの焼き物産地巡りとなりました。

きのう有田の後で行く予定にしていたのですが、遅くなり行けませんでした。
そこで、今回はあきらめ、何処か別の所から行こうと思い、行き方を調べる。
と、波佐見に行くのは非常に困難と解りました。
交通手段が無いのです。

きのうと同じ、伊万里駅から有田まで行き、
有田で行き帰り合わせ、1000円の乗り合いタクシーに乗って波佐見まで行く。
これが最短、かつ簡単、安く行けると解り、今日出かけたわけ。

乗り合いタクシーは行き、帰りとも8コースあり、1時間ごとに発車する。
第一便、10時10分に乗る。

「陶芸の館」:
20分程乗って「陶芸の館」で下車。
観光案内所とかなり広い波佐見焼展示販売所が併設されている。
観光案内所で地図、資料を貰い、説明を聞く。
すぐそばにある「西の原」エリアが最近若い人に話題になり人気があり、波佐見焼を見に来る人が増えているとのこと。
マスコミにも何度も取り上げられているそうだ。
「西の原」の建築は元製陶所の工場。それを生かし、現代風にアレンジ。
伊万里焼の展示販売店舗、特色ある飲食店、各種趣味的雑貨店などで構成されている。
残念ながら、今日、水曜は全店舗休館。
様子だけ見ようと思ったが、カンカン照りでとても外は歩けない。
図書も展示されていて、「波佐見は由布院を抜けるか」など、
波佐見地区に関する、かなりチャントした本がいくつも出版されている。
つまり、波佐見は今や、地域開発成功例として名を馳せていると解る。
「陶芸の館」内の展示店舗を見物後、次の乗り合いタクシーで「中尾山交流館」へ

「中尾山交流館」:
ここは、山間に波佐見焼の窯元が集積しているところ。
伊万里の大川内山の様に、現役の窯元がひしめいているのでは無く、
山間に点在している。それも今は動いていない煙突がいくつもあるそう。
かっての繁栄の名残といった地域であった。

なにしろ腹が減ったので、交流館のとなりにある店「文化の陶 四季舎」に入る。
観光パンフには色々蘊蓄が書いてあるが、今日はウイークデイ、客は私一人。
メニューは赤めしカレーとつけ麺しかありません。とのこと。

カレーを注文。思ったより美味かった。量もかなり多い。今の若い人は残すんじゃないかな。
係りのおばさんは親切、あかるく、心情そのままを口にする、
いかにも地方のおばさんと言った感じで好感が持てた。

このおばさん推薦の光春窯に向かう。
あそこに見える、赤レンガの煙突のとこです。

その前に、すぐそばにある世界2位の規模を誇る登り窯跡に向かう。
行ってみると、ここにその世界2位の登り窯があったとレンガをその位置に積み上げてあるだけ。
屋根は無く、痕跡を示すのみであった。
ただ、驚いたのは昭和初期までこの世界2位の登り窯が使われいたと案内版に記載されている。
如何に波佐見焼の規模が大きかったが解る。
私たちが日常、どの家でも使っていた普通の磁器は波佐見焼だったのだ。
つまり、波佐見焼はかっては無名なほど当たり前の磁器でその生産量は莫大であった。
今、その量産体制から趣味の世界へと変身しようとしているようだ。

白山陶器本社:
昼食を取ったので、次の次のタクシーで「陶芸の館」へ戻る。
その車で即普通のタクシーに変身して、510円で白山陶器に本社に向かう。
1km程度、20分歩きなのだが、とても歩けない。
白山陶器は表参道からチョット行ったとこにショールームがあり、
知っている人も多いと思う。
森正洋氏デザインの数々の名品ですね。
家にもいくつも白山の製品があり、ショールームにも家族で何度か行ってます。
その、経営方針がどんなもので、本社や本社工場を見てみたかったわけです。
あまりにも暑くて、周囲見学はあきらめる。

青山のショールームほどきれいにしてないが、広さは同じか少し広い。
良かったのが来店お礼ということで、正貨の3割引で購入できる。
買おうと思っていた急須もあったので即購入。
今、毎日、艇で使っており、口が欠けてしまっていた。
これで、3代目か4代目の森正洋急須だ。
帰りは1km炎天下、「陶芸の館」まで歩いて帰る。

14時33分の乗り合いタクシーで有田に14時55分着。
有田発の電車15時00分に乗り、今治15時24分着。
グルメシティで食材購入。
店に入り、出るまで15分ぐらいだと思うがその間に夕立、大雨。
こりゃー、まずいなー。シーツ、その他が干したままだ。今日、雨が降るとは。
16時3分の電車で久原へ。

対して、シーツ類は濡れてなかった。
未だ明るいので干しておく。

明日の準備。

連日の猛暑で艇内が非常に高温になってしまっている。暑い。

写真:
・5時45分の東の空
・「陶芸の館」の展示販売空間
・上に同じ
・光春窯
・これは作業の一環では無く、製品整理方法だそうです
・上に同じ
・世界2位の上り窯跡
・ヨットでズット使っている白山陶器の急須