DONのヨット暮らし

Mais ou sont les neiges d'antan?

7時間の雨の中、相生港にやって来ました

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2018.9.20(木)
昨日、昼までの予報では、今日は午後から雨。
夕方の予報で朝から雨に変わる。
実際には夜中から雨。

宇野→牛窓→相生 34.2マイル。
いつも牛窓に寄るのだが、初めて牛窓をパスし相生まで。

雨の中、出港。6時35分。
一度も止むことなく雨が降り続く。
ヨット、登りの法則どおり、今日は東に向かうが東の風。メインがバタバタ言う真上り。

今日は気温が低く、5ノットで走る風と雨が降りかかり寒い。
風と潮の向きが反対で、悪い波。たいした風、波でないのに、ピッチングが激しい。

相生港、スターンアンカー、槍着け。舫い完了、13時30分。

雨が降っているが、傘を差して食材仕入れへ。当地にはイオンがある。
艇に戻り、すぐ銭湯へ。

私は銭湯が大好き。
立派な温浴施設より街中に昔からあり、地域の人が通う銭湯をこよなく愛する。
風呂から上がり、毛筆で書かれた掲示を見てびっくり。
この銭湯、「都湯」は大正7年、創業100年と書かれている。
そーか、雰囲気あるわけだ。
この地域に残っている銭湯は都湯一軒のみだそうだ。
満足して艇に戻る。


航海:
宇野→牛窓→相生 34.2マイル。
港内でメインを揚げ、雨の中、出港。6時35分。
早い時間なのに宇野港内は観光船、連絡船、作業船、フェリー、など多数の船が行き合う。
霧でガスって視界は悪い。
雨と、この視界の悪さは相生に着くまで続く。
立って、緊張感を持って周囲、背後をワッチしながら進む。

直島を超えると広い海面となる。
航路は東に進む。
風、東。メインがバタバタ言う真上り。

牛窓が近づくと多数のディンギー
雨の中、ディンギーが練習している。指導と監視の船も出ている。

牛窓を抜けると広い。
晴れていれば、この海域は漁船無く、大型船無く、遊覧船無く、
周囲に遠く緑の島。
瀬戸内海で理想的帆走が出来る海域なのだ。

しかし、雨、ガスって周囲が見えない。
風も波もたいしたことは無いのに、多分、風と潮流の方向が反対らしく、悪い波。
船が激しくピッチングする。ピッチングが長く続く。

途中、大型本船が5艇ほどか停泊していた。これはいつものこと。
廻りが見えないが多分、鵜石鼻近辺と思われる。

注意!
相生港に入る入り口にある葛(かずら)島に近づくと一面のイカダ。
長く、大きく、ガッチリ組まれたイカダ。
何十とある。最初、遠く廻ろうとおもったが、そうすると葛島をグルーと回る必要がある。
これは何だ。
何度かこのコースを取ったが初めての筏群との遭遇だ。
相合は大型本船が出入りする。
そうすると、本船は相生港を出て、右(西)には進めないのか。

雨で寒い日、ペラにロープが絡んだらとこわごわ、比較的間が空いているイカダの間を通過。
どうにか、相生港入り口に到着。

相生港から出てきた作業船がどうするかと見ていたら、筏の陸側、陸に沿って進んで行った。
普通はイカダと陸との間は余計通れ無い。
これが正解かは不明。

相生港の奥に進む程、風、波とも収まる。
艇をつける港は静穏そのものであった。

13時30分、スターンアンカー槍着け、舫い完了。

写真:
・雨にけぶる相生港でくつろぐECHO POINT。
 相生港の一番奥。海況はこんなに静穏です。
・創業100年の都湯
・今朝の食事。航海する際は前日に作っておき、ご飯だけ朝炊く。
 肉料理が続いているので、今日は魚料理。