DONのヨット暮らし

Mais ou sont les neiges d'antan?

相生の朝

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2019.5.23(木)
朝、気温低い。晴天。
お茶を飲みながら朝食準備中、5時半。

作業は無く、久しぶりに落ち着いて、航海データ作りに早速着手、完成。
泉佐野から相生一本は初めてなので、
2019年の航路情報にアップ。
同航路のGOOGLEMAPも出来上がる。
泉佐野と相生港の関連情報も更新。
午後も追加の航海情報の作成。今、終わって14時。
これくらいスムーズに行くとスッキリする。

相生について紹介:
もしかしたら、相生について私と同じような認識の人いるのではないか。
関東、特に東京の方。
私が相生を知ったのは、奄美の阿鉄で会ったCANONさんの母港ということが始めでした。
多分、地方の小さな港の隅にあるヨットの係留場所だろうと思ってました。
私の勤めていた会社は北海道から九州まで、大きな都市には事業部、工場、支局とあり、
私も出張で北海道から熊本まで行ってましたが、相生なんて名前は全く出て来ません。
しかし、一度は訪ねてみようと来てみて驚き。
100艇は十分係留できる立派なポンツーンがあり多数のヨットが係留されている。
町はナント、石川島播磨の本拠地で大きな工場が広大な敷地を占めている。
さらに、驚き、相生には新幹線が止まるんですよ。
知らなかったなー。新幹線に乗っても途中の駅なので頭に入らなかったんだろう。
この地域で相生を知らなかったというと怪訝な顔をされる。
そらそうだろう、その地域の人にとって新幹線が止まる駅と、その都市を知らない人がいるなんて、
信じられないことでしょう。
相生の松という言葉は知ってましたが、相生の都市があるとは丸で知らなかった。
歴史とかって繁栄を経た都市。興味がわいた方は調べてみてください。

今日は、午後一までのゆっくりしたペースがその後も続くと思っていました。
しかし、物事はそうはいかないものです。

風が南で、やや強く、東に向いて槍着けしているとどうしても、艇が岸壁に対し斜めになる。
気になり、スターンアンカーをケッジアンカーにし、南に立て、横付けしようと準備中。
重たい工事船が入ってくる。
この工事船は港入り口辺にアンカーを打つが、私のアンカーロープも見て、どの辺に打ったか聞いて来る。
どう見てみ私のアンカーの上を通る。4日はいるという。
こちらが出港するとき、引っかかることは確実。
どの程度重症になるか解らない。出港時の朝、モタモタするのが嫌だ。
そこで、こちらのアンカーを揚げ、南風なので横付けに変更することにする。
最初に艇を横付け。次にテンダーを下し、アンカーを引き上げに行く。
順調に上がったので、テンダーに乗せ艇に戻り清掃。
出港時にアンカーを揚げる時は水中で綺麗に泥をおとしてあげるが、
テンダーではそうもいかず、艇に挙げてから海水をくみ上げ掃除。

テンダーを再度釣り上げ、定位置に収納。
などなど、トンダ重作業の連続であった。

工事船の船長は良い人で、テンダーを揚げる時、その他手伝うよと言ってくれる。
岸壁横付けの諸措置、舫いの着け直し、など結局、2時間ぐらいはこの作業に取られることなった。
何が起こるかしれないのがヨットです。

今、これを書いている最中、かなり激しい雨。
雷、稲光。
1時間ほど続いている。未だゴロゴロ言っている。
こんな予報は無かったと思うが。
アンカー引き上げ時に使った長靴が外で干しているが、十分、中に雨水が溜まったことだろう。

写真:
・5時30分、相生では東に山、朝日は山の端から昇。
・船から見る朝日を受ける相生西
・上に同じ
・ツルベ。私は13年前、九州のサンマリーナで頓馬の石川さんから初めてツルベを教えてもらう。
 さらに、油津でステンレス製のツルベを見せを教えてもらい、購入した。
 以後、海に流してしまったりで何回も買い替えている。
 なにしろ便利なものだ。紐を着けてライフラインに結び、ツルベ部分を勝手に海に放り込むと水がいっぱい溜まり、
 引き上げられる。
 探していたが、現在のものは、昨年、平戸のヨット係留桟橋の近くある大型漁具屋さんで見つけた。
 ステンレスは無く、鉄製で亜鉛引き。業界の人が教えてくれたが、歴史あるバケツの専門メーカー製品だそうだ。
・岸壁対応、両側に俵フェンダー。中央に擦れ止め板とフェンダー
 さらに舫いは4本必要。吹いている時にこの状態を一人で解除して出港するのは手間がかかる。
 私がスターンアンカー槍着けを愛用するのが解るでしょう。