雨の中、綱不知から潮岬を越え、串本着。
2020.11.7(土)
私は潮岬は何より静穏な状態で越えたい。
天気予報を各種チェック。
明日以降は風、波が大きくなる。
今日は降水確率80%と一日雨の予報だが、静穏さでは勝る。
今日を逃がすと3~4日は移動できないことになる。
そこで、今日出発と決める。
綱不知→串本は約40マイル(約72km)艇速5ノットとして8時間かかる。
ECHO POINTにはドジャーが無い。8時間雨に叩かれるのはきつい。
私は昔は雨を全く気にしなかった。
結果として本州一周してしまった時の日本海では殆ど雨だった。
ヘンリーロイドのホールウエザーの太平洋横断用の最高級品を所持していたせいもあるだろう。
風と波はチェックするが雨かどうかに殆ど感心を持たず、降って来たのを見て。あ、雨か。と言った感じであった。
しかし、最近は走っていて降って来たらしょうがないが事前に雨と解る日は
出たくない。
きょうは一日雨の予報なので普通は出ない。
しかし、潮岬を安全に超える事は何より優先される。
雨対応の完全武装、あまり激しい雨だったら船に中に逃げようと、
出発を決める。
潮岬を越える時には必ず
1)潮岬灯台のリアルタイムの波、風を事前にチェックする。
今日5時の現況と12時間の変化。静穏の様だ。
https://www6.kaiho.mlit.go.jp/05kanku/tanabe/shionomisaki_lt/kisyou/index.html
2)黒潮の状況、注意報が出て無いかチェック
https://www1.kaiho.mlit.go.jp/KANKYO/KAIYO/qboc/
6時頃、離岸、先ずアンカーを揚げ、メインを港内であげ6時45分スタート。
夜中から朝まで雨が降っていたが、このスタート時だけ、
雨が止む、ラッキー。
田辺湾内では殆ど雨は降らなかった。
土曜だが広い海の遠くに3艇ぐらいしか船が見えない。
雨の予報なので釣り船もでないのだ。
今日は風も波も弱い予報だった。
しかし、確かに風も波も大きくは無いのだが、
艇が猛烈にピッチングする。スプレーが飛んでくる。悪い波。
かなりの連れ潮、有難いのだがこの連れ潮の方向と風がぶつかっているのだ。
風向と潮の流れがぶつかると悪い波となる。
この艇の翻弄は結局、潮岬入り口まで続く。
連れ潮も潮岬入り口まで続いた。
潮岬の風は弱いという予報はハズレであった。
強い連れ潮で予定では14時45分着であったが、
串本港、いつもの海上保安庁船前の岸壁に13時30分に仮舫い完了。
着けてすぐ海上保安庁の人間が4人ほど来て、船検だけ見せてくれと言われる。
珍しい、ズット昔はよく海上保安庁から来たが、最近は先ず無い。
前回がいつだったか忘れるほどだ。
どうも、先輩が若手3人に船検調査のやり方を経験させている様だ。
串本港岸壁に舫うECHO POINT。後ろが海上保安庁の船
後ろ右側が新しく出来た浮桟橋。漁船専用。