我が愛する綱不知に又やってきました
今日は約40マイル(72km)、艇速平均5ノットとして8時間かかる。
7時出港と考えていたが、串本の本船用岸壁は長い長い舫いが必要。
アレコレで少し遅く、メインを港内で揚げ、7時50分出港。
今日の海況は穏やか。
私は潮岬を回る時は必ず事前に二つのチェックを行う
1)潮岬灯台による風と波高の現況、1時間毎の変化を見ることが出来る
波高✖。波高計が壊れているようです。
https://www6.kaiho.mlit.go.jp/05kanku/tanabe/shionomisaki_lt/kisyou/index.html
2)海流の現状
http://www1.kaiho.mlit.go.jp/KANKYO/KAIYO/qboc/
実際に串本から潮岬に近づくとあまり穏やかでは無く、小さなうねりが激しく、ロウリングする。
白い展望台を見る時、必ず初めて潮岬を通った時の怖さがホウフツとする。
上から潮岬を見ると濁流の様に潮が流れている。
私は当時、エンジンは2000回転までしか使わなかった。
しかし、それでは前に進めないのだ。
3000回転に。しかしズルズルと艇はあとずさりする。
しかたがない、次第に陸に近づく、波はさらに激しくなる。
その時、白い展望台がいつまでも同じ位置に見えた。
大波で翻弄されながら少しづつ少しづつ進んだ。
この体験から私は潮の御崎を越える時は何の希望も条件もいらない。
何しろ静穏でありさえすれば良い。と思って通過している。
潮岬の怖さを最初に知ったことは、楽に越してしまった人より幸いであった。
展望台
海流が潮岬の遥か遠くを通る時は大型本船は沖を通る。
しかし、近さを取るのかヨットより中側を通過する本船も何艇かあった。
潮岬を越えたからは東の風、アビームを期待したが、やや南東。
気持良い帆走で始まったが、次第に南寄りとなり、真追ってになり、
南西にかわったり、と残念な結果であった
我が愛する綱不知(つなしらず)
地元の人の好意で岸壁に留めさせてもらってます
15時40分、スターンアンカー、舫い完了。