2022.7.18(月)
実は今日、和歌山マリーンシティに移動する予定であった。
念のため電話してみるとレースでビジターは受け付けていない。
これを恐れて、サイトをチェックしたが特にその旨が掛かれていない。
急遽予定を変更、マリーナシティの次の予定泊地、撫養(むや)港への
航路を検討。1か所飛ばして次の泊地に向かうのでかなりの距離に成るだろうと判断。
私はいつも紙の海図を元に検討する。
と、なんと阿尾港から撫養までは、ほぼ1本で行けるとわかる。
海図に引かれた航路「AOMUYA」
阿尾港→撫養港 28.8マイル
アンカーを揚げ、港内でメインを揚げスタート6時30分。
阿尾港は砂地でアンカーがヘドロで汚れるどころか綺麗になった上って来る。
錨利きも良い。
最初の10マイル2時間は弱いが南西の風、ゼノアで帆走。
残念ながら風が変わり真上りとなる。そんな予報は全く無かった。南が強まるはずだった。
曇りで直射日光が時々しかなく楽。ただしもやが濃く遠景の島々が全く見えない。
鳴門海峡横断の本船航路を横断するコース。本船が全く見えない。
鳴門大橋もうすぼんやりとしか確認できない。
目をサラにし、双眼鏡も手に持ちズッとウオッチ。
もやで見えない鳴門大橋
2時間ウオッチを続けたが巨大本船が1艇も通過しない。
コロナのせいか、海運がダウンしているのか。
こんなことは初めてだ。
撫養に入り、撫養大橋をくぐり本船用のだれもいない岸壁に係留。
なにしろビットの間隔が大きく舫い完了までに4~50分かかる。
12時半舫い完了
ついて整理が終わるとすぐ温浴施設へ。
競艇所経営と思われるいい巨大風呂があるのだ。
帰りに食材仕入れ、艇に戻る。
撫養に留めるヨットマンはあまりいない。
まして撫養大橋をくぐって本船岸壁に留めるヨットマンはいるのだろうか。
それはともかく撫養は私の好きな港。
江戸時代は四国四十八カ所の一番札所参りの為、この撫養に船で上陸したのだ。
お遍路さんの一番札所、霊山寺に行ける。
さらに土佐日記にも撫養は出てくるのだ。土佐日記は源氏より古い。
明日は雨に加え波3mの予報。