DONのヨット暮らし

Mais ou sont les neiges d'antan?

徳之島 亀徳港

2007.4.23(月)
奄美地方、徳之島亀徳港で朝を迎える。
1時間ほど前から猛烈な雨が降り続いている。今、雷が鳴る。食事も終わって8時半。
朝、6時前、雨が降りだす前にとなりの漁船が帰って来る。南の風が強めなのでゆっくり岸壁に近づいている。しばらくしてどうしたかなと外へ顔を出すと、船長が漁船とヨットを一生懸命つかんでいる。ロープも握っている。ヨットに接触するのを防いでいるのだ。急いでデッキに出る。漁船をつかまえて置いて欲しいと船長。漁船が風下に流れないよう、かつヨットに接触しないよう腕で漁船を押さえる。船と岸壁にはまだ距離がある。船長はロープを持って岸壁にいる人に声をかけロープを投げビットに止めてもらう。何故船を前進させないのかと思ったら一人しかいなのだ。陸とのもやいを固めるまで手伝う。船長は何度も礼をいう。大東島へんにいたが、これから海が荒れるので帰ってきた。これから南が強まるから横舫いを取った方が良いと向こうから言ってくれる。ありがたい。となりの船に横抱きの今の状態だと船首が岸壁に接する恐れがある。2本のもやいを漁船から取り、これで岸壁にヨットが接することを防ぐことが出来た。やはり強力すると良いことがある。
今日の天気予報は午前、午後とも雨、70%。所により激しい雷雨。予報通りだ。

ボートフックを工作している時にとなりの船長から何を作っているのか声がかかる。釣りの仕掛けだと思ったらしい。それをきっかけにしばらく話す。第十七りん丸。新しい船に見える。1年前の購入艇。ナント徳之島の人では無く、鹿児島の漁師であった。ただ、友達がいて徳之島を基地にしている。一度出港すると4日程戻らないとのことであった。

いま船に戻って7時15分。釣り船の若い船長が推薦した店、どんたくに行く。Good!生ジョッキ3。刺身盛り合わせ、ニガウリ料理。3,300円。刺身、新鮮かつうまい。料理もうまい。徳之島で食する価値あり。結局、前向きに生きている人間がいるかどうかなのだ。