DONのヨット暮らし

Mais ou sont les neiges d'antan?

神官が参拝を許可してくれる。海に入り、みそぎ。山を登り、お祓いを受け、参拝。

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2007.8.17(金)
一草一木といえどもこの島から持ち出してはならない。
またこの島で起こったこと、見たこと聞いたことは話してはならいない。
以下、書いて良いと思われる状況のみしるす。

神の島にて朝を迎える。
朝、4時半、全山が鳴っている。真っ暗だ。蝉のはずがない。何か虫の鳴き声か。
星がいままでのどの島より鮮明に輝く。やがて東の空が明るくなってくる。

朝食を済ませ、約束の7時、10分ほど前に社務所に顔を出す。
神官の方はもう禊を済ませた。
どうぞ禊をしてきてください。特に決まりは無い。とのこと。
禊の場で真っ裸になって海に入り頭までつかる。
あがって神泉と呼ばれている谷川を伝わって流れてくる水をかぶる。
禊の場の直ぐそばにある小さな祠に参拝し、その後は細い階段を登って行く。
かなりきつい登りで時々休む。
参道を登りながら聞いて見ると、
あの全山を揺るがす鳴き声のようなものはおおなぎみずどりの鳴き声で大変な数いるそうだ。
島には蛇がいないので木の上では無く、地べたに卵を産む。
登っていく道にいくつも卵が落ちている。鶏の卵とほぼ同じだ。

社殿に着くと神官は着替えをする。
どうぞ中にお入りくださいと拝殿に登らせててくれる。
神官の後ろに正座して参拝する。お祓いも受ける。

下山。

又、お参りに来て下さいと、かなり重要な位置におられると思われる神官が言ってくれる。

記するのはここまでとする。
私の渡島を決定したWEBでも大学の先生らしき人はいろいろ不思議な体験をしたがそれは禁じられいるので公開しないと記している。
かってこの島で発掘調査が行われた。
金の指輪など西暦4百何年からの数々の発掘物は全て国宝に指定されている。

船の周りや船の下にいっぱい魚がいる。
かなり大きな魚もいっぱいて船のまわりを遊んでいる。
ここの魚は池の鯉のようだ。

普通は音がすると逃げるのにここの魚は音がすると船の下から出てくる。
ご飯を炊いた鍋を海水で洗って海面に投げると船の下にいた魚たちがいっぱい出てきて沈んでいくご飯粒を追いかける。
海水をくみ上げる為、つるべを海面に投げると魚は逃げるものなのに逆に魚が出てくる。

この島は私の好きな岩の島である。
島全体が大きな岩である。全島緑に包まれているがところどころ緑が無い巨岩の面が見える。

島にいて実に気持ちが良い。さわやかだ。
心地良い風が流れる。
水は澄み、底まではっきりと見える。

直射日光があまりに強く、暑くて何もする気がしない。
あまり水がきれいなので体を冷やす為、スターンのハシゴを下ろして何度も海に漬かる。
船底の掃除もする。
日が沈んでもまた海に入る。

不思議な感じがする。
いつまでもいたい気がする。
猛暑の中、日陰では穏やかですがすがしい風が心地良く吹く。

多数の貴重な写真を撮影することが出来たが、ここに航海することは出来ない。
問題無い写真のみ公開。

写真:
・朝日を受けて輝く参道入り口。この下の湾内、海水につかり、禊を行う。
沖ノ島
・魚が見えますか
沖ノ島遠望。次の日、島を離れて撮影