DONのヨット暮らし

Mais ou sont les neiges d'antan?

姫島、古事記の国産み神話の島にやってきました。

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2009.5.29(金)
強風波浪注意報解除。
屋代島と同じく古事記の国産み神話の6つの島の一つ今度は姫島にやって来ました。
なんだかヨットで尋ねる古事記国産み神話の島々の様になってきました。
静かな屋代島をゆっくり出港準備。折り畳み自転車のを艇内に移動、テンダーの収納など時間がかかり、7時45分に出港。2時50分に姫島の岸壁に係留。今サット片付け終わったところ。これから未だ船固めなどの作業にかかる。
ここは国東半島北のすぐ沖にある小島。行政上、九州大分県です。
来たかった島だ。
上陸して港の廻りを散策。
大帯八幡社(おおたらしはちまんしゃ)がある。早速参拝。姫島の代表神社。杵築藩主の安西祈願所。
姫島は清潔な島だ。島民が清潔好きでもあるのだろう。なんかシャレた感じもある。漁村といった感じでは無い。
スーパーと農協店を見てみると店内がきれい。品物も豊富であった。
豆腐、野菜、魚を仕入れる。魚は当地のものかと思ってがそうでは無いそうだ。
知らない魚と白いうなぎの様なのの開いたのが美味そうで買ってくる。

写真:
・姫島に舫うECHO POINT。後ろに見えているのは国東半島です。
・大帯八幡社参道
・額

航海記:
安下庄→姫島37マイル(67km)
今日の航海でも水道を通るが潮流はあまり強く無い。特に留意しない。
強風波浪注意報解除。7時45分出港。
屋代島の南を南西に向かう屋代島を過ぎたあたりで平群水道の本船航路に入る。
後ろから来る船は2隻。1隻は本船航路を先行する。もう一隻がかなり本船航路を離れて進んでいるのでその外側に出ようと移動している内に本船は右折し上関海峡に入っていった。
長島の南、天田島の南で水道に沿って真西に針路を変える。
前方から2隻こちらに向かってくる。本来はこちらの左側を通るべきだがこちら側より陸よりを進む。
かなり陸よりでこちらの針路の邪魔にはならない。
行って見たい祝島の南を通る。港湾案内に乗っていないで寄れない。姿は伊豆7島神津島に似ている。高い山から直ぐ海面になった石の島だ。
祝島を過ぎたところで平群水道は終了となる。
しばらく進むと南東から関門海峡へ抜ける航路をまたぐことになる。
航海計画ではこの航路の近くで変針し、直角にまたぐ様にしたが2艇しか北西に行かない。反対の船も見えない。そこで直角にまたがず真っ直ぐ姫島の南端を目指す。
このころより真登りから少し風が変わりクローズホールドぎりぎりになる。
白波も立ち始める。これは良いゾー。フルメイン、ジェノアで快走を始める。
ところが次第に風も上がってくる。それ以上に波が悪い。段々ジブを小さくしメインも2ポンにする。
姫島の島影に入れば波は弱まるかと思ってがなかなか納まらない。
その内叉風が変わり真登りとなりメインとエンジンで進む。姫島の南の山を越えるころようやっと少し波は静かになったが潮もあるのだろう悪い波がたってまだだ。
それに網では無いが5マイルぐらい前からスチロールに旗を立てたのが出現する。
南端を過ぎ姫島港に針路を取ると港の入口までこのスチロールに旗が無数にある。
その間を港に向かう。赤い灯台が2つ見える。
左の赤灯台が一文字の左(西)端、港湾案内に緯度経度が出ている灯台で右が港防波堤の入口右(東)側の灯台だ。一文字左の赤灯台を右に次に防波堤赤灯台を右にみて港内に入る。
広い構内の右(東)にオレンジ色のフェリー。
左から伸びたもう一本の防波堤を左に見て進むと左(西)手に真正面(北)から突き出た堤防が見える。
船は港内に1隻も見えない。左堤防の真ん中当たり、階段が付いている位置に係留することに決めて、かなり長くロープを取ってアンカーを打ち槍付けとする。
北側に漁船を寄せる可能性がありロープが邪魔になるとまずいので安下庄と同じく小さなアンカーをアンカーモニター変わりに沈める。

陸に漁師らしき人が二人話こんでいたがこちらには全く無関心でロープを取ってくれることも無かった。昼間は人気が無い感じだった。
来たかった姫島に到着。うれしいね。
帆走したり波風で時間を取ったりで予想より時間がかかり2時50分岸壁着。