2018.7.15(日)
美しい、清潔、歴史と神秘に満ちた姫島にやってきました。
私の好きな泊地です。
姫島も国生み神話に登場する島。
15時32分の無料バスで拍子水温泉へ。
航海:
安下庄→姫島 37マイル
目が覚めたので3時に起床。
暑くなる前に出来るだけ進みたいので早く出港したい。
アンカーを揚げ、港内でメインを上げ、
赤灯台を5時15分に通過。
波無し、無風。
外にでると前方に浅瀬の様に広がっているものが見える。
広大なゴミの山なのだ。
かなりの長さの左端を目指して進む。
近くによって見るとゴミが無いのでは無く、少ないだけであった。
突っ切って進む。
と、ナント、また排気ガスが白い煙の様になる。
又かー!の思い。
エンジンを止め、安下庄に来るときと同じ作業開始。
海水フィルターの分解掃除。連結するホースを外し掃除。
どこも詰まってはいない。
インペラの先からエンジンまでのホースも新たに外し点検。
どこも冷却水をせき止めるものはなかった。
もう一度、セッティングし直しエンジン始動。
すぐ、ピーと警告音、あ、作業の為、コックを絞めたままだった。
コックを開きしばらくピー音を聞き、止まる。
これでどうかと、排気を見ると白い煙は出なくなった。
掃除をして通りが良くなったのかなー。
以後、姫島に着くまで白い煙は無し。
本日の祝島までの航路は本船航路に沿って進む。
その後は姫島まで関門と瀬戸内海を結ぶ巨大船航路を斜めに横断する。
祝島までは後ろから本船2艇が追い抜いて行った。
関門からのメイン本船航路の計画航路は本船航路の右端を通り、
姫島との中間あたりで直角に本船航路を横断し航路左端をすすむ。
しかし、今までの経験から本船の数は少なく、海域は広く、遮る物が無い。
遠目に目視できるので姫島へ真っすぐ進むことにする。
20マイルぐらいを進む内、関門から巨大船5艇通過。
1艇のみ針路を譲る。
反対方向、関門に向かう艇は2艇しか目視出来なかった。
それも遥か遠くで配慮の必要無し。
姫島に行く時はいつも荒れている記憶だが、
本日は風は弱いがクローズホールド。
5ノット維持のため、エンジン補助だがジェノアを張り、快適に帆走。
姫島に着く頃、少し風。
岸壁に直角に吹いているので、スターンアンカー、槍着けがうまく行か無い。
アンカーを打った後、何回か岸壁にアプローチ、うまく行かない。
やり直した方が早いので、アンカーを揚げ、
再度、アンカーを打ち、槍着け。
アンカーと舫いにやや時間を要し、12時45分着く。
15時32分の無料バスで拍子水温泉へ。
湯を足した温かい湯舟とわいた源泉の湯舟につかる。気持ち良し。
帰りのバスまで時間があるのでいつもの様に日売語曽(ひめこそ)神社参拝。
白い石から生まれた姫が韓国南部から姫島に逃れ、
日売語曽の神となったと、日本書紀に書かれているそうです。
写真:
・安下庄を出るころ、東の緩やかな山並みがこれから昇る朝日で明るくなる。
5時31分、朝日
・姫島岸壁に舫うECHO POINT
・こんな場所に着けてます
・拍子水。太古からコンコンと湧き出ています。
私はこの場所でこの湧き水を飲むのを姫島に来ての何よりの楽しみにしてます。
うまい。
そばにある温泉はこの湧き水です。