DONのヨット暮らし

Mais ou sont les neiges d'antan?

穏やかな良い天気。JUNE BRIDE ようこ、登場

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2009.8.18(火)
今朝も少しだが青空がのぞいている。
一体いつ以来だろう。3日続けて良い天気が続くとは。函館滞在はついている。
これから食事。6時半。

今日はやる作業予定がある。
先ずコインランドリーでの洗濯。一番近いコインランドリーは入船町にある大正湯。映画のロケにもつかわれた雰囲気ある銭湯らしい。朝、散歩がてら下見に行く。市電通りの1本上の通りを北に行く。これが素晴らしい散歩コース。この地域は函館で最も早くから開けた地域で観光対象となる施設が集中している。また、左手は山右手は海、海に向かって坂が何本も現れるとサンフランシスコの様な、横浜の様な気持ちの良い景色が広がっている。

函館観光案内に必ず出ている中華会館のある東坂、旧函館公会堂が上にそびえる基坂、旧ロシア領事館がたっている幸坂などを横切っていく。
石川啄木が代用教員をしていた小学校が道沿いにある。

かなり予想より遠く20分以上かかって大正湯に到着。なるほど面白い雰囲気ある銭湯だ。コインランドリーを併設している。重い洗濯物を持って歩いて行き帰りはとても無理なのでバスでの往復路と時間を確認。またぶらぶらあるいて船まで帰る。気持ちの良い散歩であった。

洗濯物をもってバスで大正湯を再訪。洗っている間に直ぐ近くの外人墓地までいってみる。横浜同様、海が見下ろせる景勝地に墓がならんでいる。横浜よりかかなり小さい。中国人の墓地もある。白百合学園の第一号、函館白百合を創設した尼さんの墓もあった。立派なお寺もある。かって盛んだった遊郭の遊女の立派な慰霊塔があり心休まる。

お昼になってしまう。洗濯物の乾燥待ちの間、大正湯の前にある蕎麦屋に入る。
蕎麦蔵。ここはウイークデーなのに車で食べに来る人が何人もいる。清潔そうで家の作りも良い。
店の雰囲気、客の応対は良い。量が少なかった。野菜天ぷらせいろ。1,370円。

船にもどりデッキで洗濯物を整理しているとヨットが1艇入ってくる。艇名を見ると、有名なJUNE BRIDE ようこ。宮坂正彰 洋子ご夫妻。
前舫いを取る。
今日の作業の続き、燃料20L2つをキャリーでガソリンスタンドまで買いに行き船に積み込む。
続いて20L2つ、3ガロンボトル1の水を水野さんが教えてくれた金森倉庫横の水詮から取らしてもらい、船に積み込む。

JUNE BRIDEが係留を固めたあとコーヒーでもと声をかけてくれる。艇の中でコーヒーをご馳走になり、話をする。もう函館は3度目だそうだ。

お茶の後、船に戻り今日の作業の続き、シンク(ヨットの流しをこう呼ぶ)がつまって流れないのを修理。ホースを全て外し、清掃。コックを開けると海水が入るが量が少ない。割り箸を突っ込んでかき回すとドット海水が吹き出てくる。ここが詰まっていたのだ。すっかり汚れてしまったが思ったより重症ではなく解決できたので一安心。
汚れてしまったのでまた温泉に行きたくなり少し遅いが出かける。帰りにスーパーでエビス大瓶3本とつまみを買ってかえる。おとなりさんに声をかける。昼間のお茶の時に夜、いっぱいやりましょうと話していた。

洋子さんともどもヨット四方山話、互いに知っているヨットマンの話題など楽しく時間をすごす。正彰艇長がすっかりよってしまったとのこと。久振りのゆっくりした大きな港滞在でゆったりしているのと、風呂の後、以前世話になった店に寄ってすでに飲んでいるためだ。適当な時間にお開き。干しわかめをいただく。艇に戻ってバタンキュー。

写真:
・大正湯
・旧ロシア領事館
・坂の風景。チョット、サンフランシスコ風。