DONのヨット暮らし

Mais ou sont les neiges d'antan?

天候不安定

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2014.8.3(日)
夜中じゅうゴーゴー風の音が鳴り響く。
風を斜めから受けるせいもあって、艇が時々引っ張られる。
天気予報を見ても風は6~9m。強風なんかでは無い。
やはり、温泉津の外側は南の風の通り道なのだ。
早く移動してしまおうと天気が悪くて暗いが5時に起きる。
陸を見ると、テントがひとつ強風でつぶされている。
もう少し穏やかになってから移動したいのだが、穏やかになる保証は無い。
この岸壁は大型船用なので、ビットの間隔が非常に長い。
すぐ隣に移動するので、風下側の舫いロープは海に投げる。
アンカーを少しずつたぐる。
風を受け、手では寄せられ無いのでウインチに巻いて寄せる。
アンカーが真後ろに来ると手でも寄せられる。
強風の時はアンカーが海底に深く食い込み過ぎてなかなか上がら無いことが多い。
少し手間取るが、双綱を引っ張り、アンカーを揚げる事が出来た。
艇は斜めに岸に寄せられる。アンカーが沖なので、陸を気にしないで作業が出来た。

エンジンはスローで、ゆっくり隣の漁港区域へ向かう。
と言っても今まで居た所の右にある堤防の裏側に行くだけ。
朝起きて漁港岸壁をチェック。長い岸壁に小さな漁船が1艇いるだけ。
十分あいている。
ヨットは漁協前の岸壁一番海側の端の方と海側防波堤に留められる。
岸壁に寄せられる風向きで、少し慎重さを要したが、無事係留完了。

着けてみてわかったが、ここの岸壁は低く、海面との差が少ない。
フェンダー設置に注意を要す。

スプリングも設置完了。
艇のウインデックスを見るとほぼ正面からの風。
これはラッキー!
午後から風が10m以上と強まる。
少し海が穏やかになったらテンダーでケッジアンカーを打ちに行かねば、と思っていたのだ。
風向が変わらない限り、このままでしのげるだろう。

今日一日雨の予報。
艇を舫い終った頃より雨。今も降り続いている。11時。

お祭りの担当者(商工会と言っていた)達が大勢作業に当たっている。
きのう移動を依頼に来た人の話ではこの風では花火は出来ないそうだ。
午後はさらに強くなるが、夕方少し落ちる予報なので、それに賭けるとのこと。
準備の為、花火は対岸に運ぶそうだ。
いろいろ御苦労さま。年に一回のお祭りなのに雨で残念だろうな。

ずっと本降りが続いている。13:30。
水を仕入れに行きたいんだけど、止む時が無い。

夕方、少し小ぶりになり、時々止んだりする。
風は相変わらず強いが止み間を縫って、
ポチタン2個で1回、3ガロンボトルでもう一回水を運ぶ。

と、そこへ消防の人が現れ、今回は水中花火を行うので船を移動して欲しい。
漁協の前あたりまで持って行って欲しい。
えー、今朝向こうから此処へ移動したばかりですよ。
と言ったのだが、消防には勝てないので、
漁協の前まで行き、消防から、この辺まで移動しろと言われたんですが、
このタンクのあたりまで移動しても大丈夫ですかとたまたま漁協前にいた船の人に聞く。
タンクの前は良く無い。あの堤防の海側に着けて良いと言ってくれる。
南西の風を受け、船体が岸壁から離れるしベストな係留地。
即移動。この指示をくれたのは光洋丸。これって鷺浦の親切な船長の船と同じ艇名だ。
親戚かなー。

風で心配していた花火も実施。ただし、水中花火はやらなかった。
花火は母港熱海でも有名でお馴染みだ。
温泉津の花火は水面に出た岩の上でやるので、
海から花火が上がる様に見える。
花火が水面に映る。海から花火が吹きあげて来る。
いままでに見た事のない美しい花火だった。

花火が終わるとすぐ薬師由へ。
行ってみると閉まっている。張り紙があり、今日は花火で、5時終了。なんてことだ。
元湯はおばさんが二人、店の前の縁台にすわっている。
今日はやってますかと聞くと、うちはいつも八時まで。
たしか、朝5時からやっているので当然か。
残念。

なんか馬鹿に忙しい一日であった。

・またまた移動したベスト泊地
・お祭り
・お祭り
・海にうつる花火

お祭りは5時から。
今日は中止か一部開催かとおもっていたら、
突然、屋台を各業者がズラーと組み立て始める。
料理に使う水を漁協からポリタンで運んでいる。

広いスペースが瞬く間に夜店に変身。
大変な規模のお祭りだ。

雨が小降りになり、人が沢山集まってきた。
立派なお祭りの出来あがり。