DONのヨット暮らし

Mais ou sont les neiges d'antan?

Pateke号と隣どうしになる

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2014.9.28(日)
今日も晴れ時々曇り。
爽やかなんだけど、直射日光の下では暑い。
午前中に泊地情報、航路情報をアップ。作業を終って、11時17分。

ヨットで長旅を続けているとこんなうれしいことがあるんだ。
午前中、前に船が入って来たのは知っていたが、
昼ご飯の後、艇の外に出て、前に着けた船を見に行く。
あれ、これは木造艇ではないのだろうか。
外人のシングルハンダーが居て、お互いに挨拶を交わす。
この艇に乗って、話を交わして驚いた。

私はハワード氏を尊敬し、その説く所を指針としてきた。
しかし、私があこがれを持つセイラー、あんな風になりたいと思うのは、Lin and Larry Pardeyなのだ。
その著作、VIDEOは殆ど持っている。
自作した木造24フィートのエンジン無しのヨットで世界を廻り、横浜にも来た。
その後、Taleisin of Victoriaと名づけたより大きい木造ヨットを自作し、世界を巡っている。
この艇とほぼ同じ形で若干小さいFRP製がブリストルシャネルカッター28だ。
この名前を知っている人はいると思う。
ところが、今日お会いしたPateke号の船長、Fenton Hamlin氏はTaleisin of Victoriaと
全く同型の船をPardey同様に木から切り倒し、Pateke号を自作したそうだ。
イヤー、こんな人に、こんな風に何気なく会う事が出来るなんて、世界は不思議に満ちている。
幸せ、喜びを感じる。

Fenton Hamlin氏はニュージーランド人、Pateke号で世界を廻り、
今は白石島の東にある北木島に長いこと船を置いているそうだ。
私は今、船に積んでいるPardeyのThe Capable Crusierを持参し、いろいろ話しをする。
この中に丁度Taleisin of Victoria建造の経過が写真入りで出ている。
それを見ながらここは違う構造にしたなど、詳しい話しも聞けた。
岩城島は良い記念の場となった。

ブリストルチャネルカッター28に実際乗った時に以外にせせこましく感じた。
ところが、Lyle Hess設計、Taleisin of Victoria=Pateke号の中はゆったりとし、
私が思い描いていた通りの船であった。

写真:
・Pateke号
・美しいスターン
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