DONのヨット暮らし

Mais ou sont les neiges d'antan?

奈良時代から名を馳せた港、室津にやってきました

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2014.10.7(火)
私の行った室津と付く港はこれで3つ目だ。
先ずは室戸岬にある室津
下関市にある室津
今回は奈良時代から名を馳せ、瀬戸内海の港の代表として有名な室津です。
ただ、ここに来たヨットマンは先ずいないのではないか。

着ける場所が無い。
長い事行ったり来たり、此処だなと決めて、スターンアンカー槍着け。
未だ前舫いを取っただけで、上陸して無い。
これから、探検に行って来まーす。13時。

船から降り、港に沿って漁協の方に進むと、
立派な建物が並ぶ。
みな、牡蠣料理、牡蠣土産の店。
皆大きい、同規模の大きい牡蠣店が6~7軒ある。
港から1本入った、古い家並みに入る。
いにしえを色濃く残す町を予想していた。
予想は当たっていた。

奈良時代行基の頃より栄え、
江戸時代は参勤交代で江戸にのぼる大名の本陣が一つに限定されていたのに、6つもあった。
また、回船問屋が並び、豪商が沢山いた。
しかし、本陣の跡は碑が残るのみ。
豪商の館2軒が、市立の室津海駅館、室津民族館となって、室津の歴史を伝えている。

廻りを山に囲われており、室津の町そのものが非常に小さいのが意外であった。

牛窓県桟橋→室津 19.3マイル
7年前は同じコースをもう少し先の木場まで行った。
その時もそうであったが、牛窓から姫路港までは、
漁船無し、魚網無し、本船無し、猛スピード出現する高速フェリー無し。
秋の青空の下、瀬戸内海の良さを味わいながらエンジンを止め、
5ノット後半、時に6ノット。こんなに大きくて重いものが、どうしてこんなに速く走るのか。
いつも不思議に思いながら帆走を楽しむ。
前後左右の漁船をワッチしながら、魚網は無いかに注視し、
突然現れる巨大船、高速船。
その様な状況ではとても帆走に専念出来ない。
室津に近づくと魚網?筏が多数。計画航路を大きくカーブして避ける。
今日は兵庫に入ると北の吹き下ろしがかなりある。
有名な室津に入れば嘘の様に風が無くなると予想していた。
ハズレ。港に入っても吹き下ろしは続き、槍着けは慎重を要した。
室津のホントの良さは港に入ってすぐ右、袋の様になった狭い所でしか味わえないのではないか。

写真:
・初めて訪れた有名な室津の港を眺めるECHO POINT
・今日は15マイル、快適に帆走。エンジン音無しの至福の時。
室津と言えば先ず、加茂神社。国の重要文化財
 清盛は高倉上皇と参拝。シーボルトも来ている。
室津海駅館
室津民族館
室津の夕焼け17:36