DONのヨット暮らし

Mais ou sont les neiges d'antan?

エンジンの珍現象

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2015.5.15(金)
続いた南の強風が、朝初めて北に変わり、強風納まる。
しかし15時から10m以上の南風に変わる予報。
天気は曇り、雲が厚い。
6時。朝食準備中。
千倉産だるまイカという小ぶりのイカを食する予定。きのう近場に漁に出たのかなー。
あと、サンマの開き。
房総の大手スーパーらしいODOYAでは解凍食品には「温度帯変更者の表示」というラベルが付いている。
解凍したものだという表示と思われる。初めて見た。これはもっと普及して良い。

エンジンの珍現象:
エンジンスタートキーを回しても、突然、うんとも、スンとも言わなくなる。
スタートキーが不良になったんだろうと、予備のキーに取り換えてみる。
(私はなんでも予備を持っている)
やはり、同じ症状。
テスターを持ち出し、12vが来ているか調べてみると、来て無い。
バッテリーのエンジンへの取り入れ口、ソレイドとの結線部分の電圧を計るとチャント、
12vが来ている。
おかしいなと思いながらスタートキーの電圧を計ってみると、不思議、チャント通電している。エンジンも掛る。
熱海で春になって、2回ほど同じ症状が出るが、殆どの場合は問題無くエンジンは掛る。
航海中に突然掛らなくなるのはまずいなと思いながら、そのままにしておいた。
千倉での台風しのぎで、時間に余裕が出たので、根本的に調べてみることにする。

オルタネータ交換:
実はエンジン廻りのアクシデントとしては、おととしの航海中、エンジンを回しても、充電できなくなる事件が起きる。
泉大津で樋泉さんが、使っていないオルタネーターをプレゼントしてくれ、それに付け変えて、応急処置とした。
泉大津ではいつもブルーシーガル上田さんには、一方ならぬお世話になっている。
さらにこの件で樋泉さんにもすっかりおせわになってしまった。
ただ、完全に復帰したのでは無く、若干充電出来状態で航海を再スタート。
その顛末も非常に興味ある内様なので、感心の有る方は以下参照
http://blogs.yahoo.co.jp/sa3307/62218231.html
泉大津以後の航海では夜は電気を使わないことで対処した。

オルタネータ復活か:
関東の手前、福田港まで戻り、荒天で時間が出来たので、根本的に又調べてみた。
そこで、大発見。オルタネータはチャント発電していたのだ。
その電圧をエンジンに届ける結線が切断している為、充電出来ていないと解る。
この一部断線したハーネス(エンジンとエンジン計器を結ぶ結線の束)は購入してから、
半年たつかという新品だったので、ハナから断線など考えなかったのが、失敗の原因だった。
外見には新品に見えるハーネスとは別にオルタネータとソレイドとを新たに結線することで、
問題は解決することになった。
その経過もおもしろいですよ。以下参照。
http://blogs.yahoo.co.jp/sa3307/62241486.html

千倉で元のオルタネータに付け変えることにする:
私は困った時はいつもブルーシーガル上田さんに相談する。
今回も「ソレイド部分の電圧をテスターで計ると何故かキースイッチへも通電する」
という謎の原因を聞こうと思った。
その前に、
エンジンが掛らない根本原因を追及するに当たって、プレゼントしてもらったのを外し、
元のオルタネータに付け変えることから始める。
そこで、オルタネータ及び関連結線を取り外す時に力を入れてハーネス(配線の束)を引っ張る。
と、簡単に結線の一部が途中でちぎれてしまう。
この断線した配線はバッテリー+ソレイド部分からエンジン計器へ12vを通電する配線だ。
この断線部分を新たな線に交換。
オルタネータも交換。
エンジンスタート。OKエンジン始動。
つまり、12vとエンジンスタートキーを結ぶ配線が断線まで行かないが、
接触不良ぐらいまで劣化していたのだ。
またまたハーネスの不良だった。
テスターでソレイド部の電圧を計る時にハーネスをつかんでいたのだろう。
そこで、接触部分が復活していたのだ。
つまり、テスターで電圧を計ると何故か通電する。と言う謎は。
電圧を計る時にハーネスを触るので接触不良が復活していたと言う謎ときでした。
オルタネータを交換する時、Vベルトに亀裂が入っているのを発見。
根本的に調べると良いことがありますね。
Vベルトも勿論予備があるので即交換。
なんか、忙しい一日であった。

写真:
・現在付いているオルタネータを外す
・ハーネス部分
接触不良の配線を交換
・元のオルタネータにハーネス及び新品配線を結線
・Vベルトの亀裂