DONのヨット暮らし

Mais ou sont les neiges d'antan?

初めて大津港にやって来ました

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2015.9.5(土)
初めて大津港にやって来ました。
素晴らしい所です。
人は穏やかで親切。見える緑の山と断崖が美しい。
ヨットを留める余地が広くある。
私は勝手に大津も四倉と同じ小さな港だと思って入港したところ、
まるで別次元の大きな港でした。
三つある港の内、真ん中の港のズット空いている北岸壁に着けました。
陸に居た地元の人が親切に声を掛けてくれる。
水の場所を聞いたところ車で自動車工場のある自宅まで車で連れて行ってくれる。
艇に戻り、水を置いた後、車で港の北側、絶壁の上、五浦(いつうら)地区を案内してくれる。
なんと、ここが岡倉天心東京美術学校の校長を辞して、1500坪の地を購入して住んだ自宅があった所と知る。
横山大観なども呼び、日本美術院を創設した運動もこの地で行われた。
この場所が一体何処にあるのか全くしらなかったが、いつか行ってみたいと思っていた。
敷地全体は今、茨城大学管理しており、五浦美術研究所として公開されている。
すぐそばに、天心の土饅頭の墓もある。
これは、チョット遠うそうだが、後で来てみよう。
五浦観光ホテルという、有名らしいホテルがあり、温泉に入れるのも教えてくれる。
此処も来てみよう。
あと、白い燈台の前を通って、港まで戻ってくれる。有難うございました。

艇にいるとコンイチワと声が掛る。
四倉を出てすぐに見えたヨットの人が大津にやって来たのだ。
流星号ヨッシー松田さんの艇。マイレディ25。
西宮の人だが、友人からの情報で良い条件で置けるので種子島を母港としているとのこと。

昼食後、艇の後片付け。
少し迷ったが、地元の人が五浦は歩いて20分程だと言うので行ってみることにする。
20分では無理かもしれないがゆっくり行っても30分弱。
港から坂を登ると後は尾根道で、あるいているのが実に気持ち良い。
道の海側は草木に隠れているが「きけん」の看板が幾つも出ている。すぐ崖なのだ。

先ずは旧天心邸へ。300円。
断崖の上に家は建てられており、座敷から海と岩岩を眺められる。
実に気持ちの良いところ。
天心が大観などと海を眺め、瞑想にふけった有名な六角堂は崖の端にある。
津波に流されたが再建された。
自宅は天心が設計したと説明にある。
天心邸の後、墓にも行ってみる。

その後は温泉。
五浦観光ホテル別館大観荘、1000円だが十分入る価値のある温泉です。
崖の上の大きな露天風呂がふたつ。
建物の中の風呂も快適。

1000円で、五浦観光ホテル本館、和風の宿の風呂にも入れる。
帰り道にあるので此処も体験。
水が流れ落ちるみごとな日本庭園を見ながら露天風呂。
夕方5時ごろ艇に戻る。
なかなか充実した日であった。



四倉港→大津港 23.5マイル
又3時に目が覚めすぐ起きてしまいました。
離岸は5時過ぎだったのですが、チョット懸念したアンカー揚げに少し手間取りました。
アンカーを引っ張って行くが、重い。
ウインチを使って引く。
入港してアンカーを打って、船を着けた時、漁師さんが漁船のロープが海底にあると言っていた。
かなり遠くに打ったのでかわしているだろうと予想していた。
急にアンカーロープが軽くなる。海底のロープを噛んでアンカーが上がって来る。
東西に横断してロープが沈んでいた。
双綱を引くとクルとアンカーが周り、一気にロープが外れる。
狭い港内でメインを揚げ、5時45分。白燈台をかわす。
小名浜沖を横断し、大津港に近づく。
一文字の左(南)端の赤燈台が目印。
赤燈台を右に見て、進むと左の白燈台のみ。赤燈台は破壊されたのか?
3つの港はさらに防波堤に囲まれている。
小さな白燈台と赤燈台の間を入る。
左(西)の港は大型船用らしい。
右(東)の港は漁船でいっぱい。
三つある港の内、真ん中の港のズット空いている北岸壁に着けました。
着けて舫い作業をしていると作業服を着た人が岸壁に来たので、着けられるか聞く。
この岸壁は巻き網船がいるところだが八戸に行っているので大丈夫とのこと。
10時45分。舫い完了。

写真:
・大津港に初めて舫うECHO POINT
・旧天心邸の中、有名な六角堂
・六角堂の中
・天心邸、屋根は桧皮葺
・庭から見る海
・大観荘、崖上の露天風呂
・五浦観光ホテル本館、和風の宿の風呂