早めに朝食を済まし、船の移動に取り掛かる。
今の場所は綺麗で良いのだが、不思議なことに、
ウインデックスは東風なのにデッキでは北の風が吹いていたりする。
それと少し、港入り口に近い。
やはり港の奥の方が静穏ではないか。と判断。
移動先を調べに行く。
空いている所でビットの位置を決める。
萬坊という店の前。
アンカーを揚げ、少し港の奥、萬坊の前でアンカーを打ち、槍着け。
前舫いはダブルにとる。舫いとアンカーロープはすれ止めを付ける。
リーフしたままだったメインも解いて巻きなおし、セイルカバーを付ける。
など作業をしていると岸壁から声がかかる。
呼子では風が回る。東でも北東に北東は北西よりに吹く。
外が20mの風なら14mぐらいに低くなる。
移動した今の舫いだと次第に横から風を受けることになる。とのこと。
自分の船も船首が北西よりになる様にしている。
今まで、一番確かな感じの人であった。
そうか、呼子では風が回るのか。
確かに、きのう風呂に行ったら、そこではビュービュー東の強風が吹き、海が荒れている。
しかし、船を着けているところでは北西が吹いたりした。これで納得。
風が回っても対処はできるので、移動した今の位置で台風をしのぐことにする。
スーパーコンピュータ予報では明日未明から風速20m圏内にはいる。
気象庁予報では明日9時頃まで海上15m。以後はこれから発表。
呼子で大きなスーパー発見：
食材が少なくなって来た。、台風で船から出られ無い可能性が高いの。
名護屋城址に行った時、大型スーパーらしき店が見えたので、ネットで調べる。
デパート系のまいづる9という店があると解り、早速午後出かける。
名護屋城博物館前で降りる。ここには道の駅もある。
何故、こんな所に大きなスーパーがあるんですかとレジで聞いてみる。
キャンプや観光客のお客も多い、呼子にもここより少し大きな店舗があります。
え、呼子に大型スーパーがある？
朝市と綱引きの道の店舗しかないと思い込んでいた。
対岸にある郵便局の前だというので、帰りに寄ってみました。
確かにありました。
うーん、呼子で生活できます。
親切な漁師さん：
買ってきた食材で料理中に岸壁から声。
外に出ると、台風避難について最初に相談した宿屋の主人らしき人と一緒だった船長。
先ず、岸壁に登るハシゴの位置に船首が来るように移動しなさい。と言ってくれる。
たしかに、潮が引いてくると岸壁が高いので上陸できなくなるのだ。
ワッカ一つ分移動すれば船首がハシゴの前にくる。
さらに、このロープを使って良いから「とも（船尾）」から取れと、
岸壁に這わせてある50m以上あるロープを使わせてもらえることになる。
早速船の位置を移動し、ハシゴの前に移動。
遠い岸壁から船尾にロープを取る。
台風の風は当初、東だったが、北に変わり、北東、北西と変化する。
また、呼子では風が回るので、真横から風を受けることになってしまった。
ところが、この遙か遠くから船尾にロープを取ると、船尾が丁度北西になる。
船首とは反対だが、非常に安定する。良かった。
呼子は景色良し、皆親切、天然の良港とすっかり気に入ってしまった。
でも、この親切な船長のおかげで呼子への好感をはさらに認識。
写真：
・少し港奥に移動したECHO POINT
・舫いすれ止め。
・アンカーロープすれ止め
・前舫いはダブル
・岸壁側、ロープはホースの中を通る
・親切な船長の船、清久丸
