DONのヨット暮らし

Mais ou sont les neiges d'antan?

牛窓1泊で相生に到着

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2017.8.26(土)
牛窓から相生までは瀬戸内海でのヨット帆走に実に適した航路。
島々と本州リアス式海岸の緑の低い山並みに右も左も囲まれた中を進む。
いかにも瀬戸内海での帆走のイメージそのまま。
安心してセイルを広げられる。

本船無し、漁船無し、観光船無し、フェリー無し。
牛窓瀬戸の急流付近に数人の小型の船が何艇か浮かんでいるのみ。

今日は海面にシワが出来る程度の穏やかな水面。
ジブはゼノア、クローズホールドで船は水を分けながら静かに水面を走る。
1時間程、この快感が続く。

しかし、「ヨット、真登りの法則」は強固。
チョット、ジブがシバーし始める。と風は変わり、真登りとなる。
今日の予報は西の風。真登りは北東の風。どうなっているのだ。
結局この状態が相生まで続く結果となった。

ただ一箇所、日生から小豆島への連絡船フェリーが前を横断していった。

もう一箇所、鵜石鼻近く、LPガスの巨大船が西から近づき、目の前を横断して行った。針路を譲る。
また、この近辺には巨大船が3艇、中型船が錨を下ろして止まっていた。

牛窓港内でメインを揚げ、白燈台を6時40分に通過。
相生漁港に入り、スターンアンカー、槍着け。舫い10時40分完了。

今、風呂から戻ったところ。19時。
相生には、かっては海から、高くそびえて見えたであろう大きな寺がある。
前回来た時にその寺の周りを散策していて偶然、銭湯を見つけたのだ。
この銭湯に入ることが、今回相生に来た時の大きな楽しみであった。
私は高級な温浴施設より、銭湯が好きなのだ。
昔ながらの銭湯をこよなく愛する。

風呂に入ると大きな湯船と小さいのとある。
先ず大きな湯船に入ると、結構暑い。
と、そこに居た人が大きい方は熱い。
小さい方に入ってから大きいのに入るのが良いと教えてくれる。
又、出るとき、知らない私にもお先にと挨拶する。

この様に、昔ながらの銭湯はその土地の人柄や雰囲気まで納得させてくれる。
帰りは当然、車の通りではなく、細い路地をぶらぶら歩いている内に港に着く。
これこそ、村上春樹の言う小確幸と私は感じる。

・相生に満足そうに舫うECHO POINT
・ヨット真登りの法則
・近くにある昔ながらの銭湯