2018.9.28(金)
綱不知(綱知らず)着
私は台風の情報をKasayanのサイトを見て判断する。
かなり前から24号台風を監視していた。
気象庁は長く、大陸へ向かう予報を出していた。
Kasayanはアメリカ、特にヨーロッパの予報を公開し、日本にもっと近づく可能性を指摘していた。
ただ、可能性なので、常に注視していく必要がある。
気象庁も予報を次第に変え、ついには日本縦断の台風となってしまった。
今日の予報では波2.5m。
きのうまでは波浪注意報が田辺湾に出ていたが、解除となり、注意警報は出ていない。
浪、2.5mの時は出港しないことに決めているが、注意報出ていなので出港とする。
航海:
阿尾港→綱不知 24.4マイル
スーパーコンピュータの予報では15時ごろは海面も風も静かになる予報。
9時過ぎに出港しようとかとも思ったが、やはり、どう変化するか解らないし、早く着きたい。
事前にリーフして出港しようかかなり迷ったが、
予報では強風は無いのでフルメインで行くことにする。
アンカーを揚げ阿尾港内でメインを揚げ、赤灯台を7時半にかわし、スタート。
覚悟はしてました。
しかし、日ノ御崎の浪はなかなかのものでした。
それも途中で目の前に自衛隊の潜水艦。
気が付いた時は50mほど目前。前を横切っていく、速度はこちらとあまり変わらずゆっくり。当たりそう。
オートパイロットを外し手で方向転換。
潜水艦は見えているはずなのに針路も速度も変えずゆっくり進んでいる。
潜水艦は頭と背の面だけ水上に出していた。
訓練なのか沖まで行き、日ノ御崎まで引っ返すのを繰り返しているようだった。
2~3時間、大波の中を進む。
幸いなのは追って。向かい風だったら進めなかっただろう。
海水を被ったのは1回のみ。
日ノ御崎を超え少し海況が静かになったところで、艇を反対側に向け、メインをリーフ。
やはり、フルメインだとコントロールが難しい。
最近は事前にリーフして出港する。
風が吹く中でのリーフは久しぶり。
それなりの対処が必要です。
田辺湾に近づくと次第に風が落ちてくる。
そのかわり、うねりが出てくる。
無事、綱不知まで入る。
しかし、懸念した状況そのものであった。
漁船団はすでに、漁船避難場所にズラッと並んで避難している。
いつも、着ける岸壁には何杯も漁船が入り込んでヨットを着ける余地は全く無い。
やはり、前回の大型台風の被害が大きかったのだろう避難も早いようだ。
去年、家に用事が出来、1カ月ほど綱不知に船を預けて、Mさんに面倒を見てもらった場所へ行ってみる。
空いているでは無いか。
しかも、岸壁でうでを丸くして大丈夫と合図してくれている。
綱不知の主、Mさんに電話、今は大阪に来ているとのこと。
状況を話すと漁船のとなりに留めてはダメ。
着けて良いと合図してくれている場所は最適なので、着けて相談してみたらとのアドバイス。
ゆっくりそのバースの沖に近づき、アンカーを打つ。
岸壁まで行くと、ここに着けて良いと言ってくれる。
大丈夫。ここを使うように了解を取っているとのこと。
良かったー。
この人がたまたま、港に来てなかったらどうしていただろうと思う。
仮もやい完了して12時50分。
今日は晴天だが、明日は雨。
即、台風対策。
テンダーを下し、増しアンカー設置。
前舫いを三打ちナイロンロープでダブルに取る。
あと、艇に缶詰になる可能性があるので、水20Lポリタン2個、公園まで取りに行き、キャリーで持ち帰る。
岸壁が高く、積むのにコツがいる。マー、何度も来ていて慣れていますが。
全てやって、17時。
明るい内に温泉に行ける。
いつもの白良の湯へ。
相性もあるのか、この白良の湯が特に気持ちが良い。風呂は清潔、蛇口等の機器も良い。
チョロチョロの源泉かけ流しでは無い。
ライオンの口からドンドン温泉が流れ混んで、湯舟が一杯で常に流れ出ている。
この温泉が1000年以上続いているのだ。
客も良い。殆ど地元の人。
帰りに食材を仕入れ艇に19時ごろ戻る。
忙しい一日であった。
良く、動くものだ。
写真:
・台風対策を終え、くつろぐECHO POINT
・毎度おなじみ増しアンカーを打ちに行くテンダー
・台風対策を終え、先ずは白浜の温泉。
・舫い関連台風対策、アンカーロープ擦れ止め
・岸壁擦れ止め、那智のサンタマリアさんからもらったのを初めて使ってみました
・バウ、擦れ止め
・風呂から上がり浜へ。今、太陽が沈んさ所。5時45分