DONのヨット暮らし

Mais ou sont les neiges d'antan?

台風対策を固め、船を降りる

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2018.9.30(日)
航海中、台風時に初めて船を降りる。
私は台風時、いつも船に留まる事をルールとしている。
マリーナでは、私が台風の時も船に居ようとするのを知っているので、
ハーバーマスターの遠藤さんが、西郷さーん、船を降りて下さーい、と声を掛けてくる。
10年以上、長い航海を続けているが、航海中は全て艇にとどまった。
今までの最も強い台風をしのいだ記憶は12年前、九州の内之浦でのことだ。
内之浦で台風避難

きのう、地元のMさんが、船を固めたら、宿を取って、船を降りた方が良いとアドバイスをくれる。
どうしようか迷う。
綱不知では、うねりは入らない。
従って船が走ることは無い。風の影響のみだ。
強い風の中での綱不知の状況を体験してみたいとの気持ちも強い。

以前、綱不知の真上を通る台風時にも綱不知にいてしのいだ体験もある。
もう一度、気象警報、注意報を見る。
今日の白浜町は15時から18時は陸で風40m。海上45m。浪13m。

これは、普通ではない。今までの経験とは全く異なると再認識する。
内之浦でも風30mぐらいだったし、以前真上を通った台風も暴風域25m程度だったのではないか。
急遽、頭を切り替え、船の台風対策を終了後、陸に上がることに決める。

近くの宿屋を取ろうとネットで電話を調べて電話するが、台風の為か今日は営業してませんとの回答。

泊まり先が決まっていないが、次第に雨、風が強まる前にと7時過ぎに船を降りる。
台風対策で隣の艇との幅があり、乗り移るのに飛んだ努力。どうにか移る。
船を伝って岸に近い船まで行き陸に移動。

パソコン、タブレット、カメラ、充電器などを詰め込んだ重いバックを肩に宿屋を物色。
たまたま、目に入った宿屋に聞くと
台風なので、今日は客を取るのを止めているが、良いですよと言ってくれる。
これで宿はとにかく確保。しかし、チェックインは15時。

白良の湯の建物の休息どころで時間を潰すことにする。
丁度、眼前に白良浜が広がり、波だつ海面が見える。
ここで、途中、他の良い宿屋探し、昼食等で出たり入ったりしながら又戻って時間をつぶした。
白良の湯の管理の男性も働いている女性も親切。
どうぞと言ってくれ、時々声を掛けてくれたりする。

14時半頃、宿に戻りチェックイン。
温泉の風呂に先ず入り、今戻りこれを書いている。17時。

気象庁の予報では午後は大雨注意報だか警報が出ているが、幸い大雨の襲来は無かった。

チョット変なのは13時の予報でも気象庁は風と波のピークは15時~18時。
スーパーコンピュータの予報では21時ごろがピーク。
何故こんなに違うのか。
スーパーコンピュータの方が正しいと思われる。
15時の台風の位置は四国なのだ。

今、風と雨は非常に激しい。風で空がうなり、窓ガラスに雨が叩きつける。17:15。

17時42分、再度、白浜町の警報注意報を見ると、15時17分発の予報で、
18時から21時も風、陸上40m、海上45m、波13mに修正。しっかりしろよ!台風は未だ和歌山まで来てないよ。

写真:
・6時の東の空。
 早朝、雨の中で、作業と予想していたら青空もチョットのぞく。ラッキー!
・9時33分、白良浜の波。関東の様に高い波にはならない。
白良浜の土嚢。前回の台風時には波がこの場所を乗り越えて流入
 多量の砂が流れ込み今も未だそのままになっているそうだ