DONのヨット暮らし

Mais ou sont les neiges d'antan?

まともに風速40mの台風を綱不知で無事しのぐ。

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2018.19.1(月)
船は綱不知においている。
台風は田辺に上陸。綱不知は田辺湾にあるのだ。
陸上風速40m海上45m、波13mをまともに受けることとなった。
(うねりと波は綱不知には入らないが)

地元のMさんのアドバイスで、台風時に初めて艇を降り、宿屋を取った。
昨日の夜、すごい風と雨であった。たしかに今まで経験した中で最も激しかったのではないか。

朝、宿で目が覚め、明るくなる6時過ぎを待って、係留した岸壁まで見に行く。
多分、船は大丈夫だとは思っているが、やはり心配だ。

岸壁に近づくとECHO POINTのマストが見える。大丈夫そうだ。
岸壁に上り、全景を眺める。
チャントした場所に係留され、スターンのアンカーロープも見える。

舫いを調節して船伝いにECHO POINTに乗り込む。
2本のアンカー、両方とも抜けていない。
驚いたのは、風が強かった証拠を見た時。
ブームもデッキに下ろしていた。
ブームの端がデッキをこすり傷が付くのを防ぐ様、ブルーシート2枚、木綿のロープ状を巻いたシートを下に敷いた。
全体をロープで縛り、端をクリートで絞めた。
その、ブルーシートも木綿のシートも全て消えていた。
しっかり縛ってあったのですよ!
すごい風だったのだなー。

宿に戻り、チェックアウトして白良浜まで行ったら、
ナント、海岸の岸壁にズーと設置された巨大な土嚢の3分の一程が、
こちら側に転げ落ちて色んなところに寝そべっている。
浪で洗われ、下まで蹴落としたのだ。
如何に波の力が大きく、高潮だったかの証拠を真近に見た。

今日、1日の白浜は波3mで波浪注意報が出ている。

なお、きのう気象庁の警報注意報の記載が適切でないのではと書いた。
しかし、当たっていたと言って良いと解る。
台風が未だ、四国沖にいる時刻に最大の強風、最大の波高を言っているのは、解って言っているのだ。
つまり、上陸したときが風、波とも最大になると思いがちだ。
他分、状況により、上陸し最近接の時では無く、その前の方が強風、高い波になるときがあるのだ。
というのは、昨日、21時がピークが正しいと誤解していたが、
勿論、大変な強風であったが、21時には少し落ちたと感じた。
15時~18時が最強の風という予報は正しくなかった。
しかし、白浜に上陸した21時ごろが最強と決めつけてはいけない。
それ以前の方が強い風であった。

さっぱりしたくて、明るい5時ごろ、白良の湯へ。
入って、靴をぬごうとしたところで、
昨日、チェックイン待ちで長いこといたので、顔見知りになった管理人さんが、
休業なんです。
土嚢が大量に流され、海岸の砂が流れ込み、ガラス戸も割れたりでしばらく休業です。とのこと。
前の台風の時も一部、土嚢が流れたが今回はさらにひどい状態だそうだ。
再開できるのは、今の予定では金曜(今日は月曜)。
牟婁の湯はやっていると聞いて、そちらに向かう。

牟婁の湯も一部台風被害。
牟婁の湯は源泉が二つあり、両者とも滔々と源泉が流れ落ちているが、
高い位置から特に流れが多量の方が、止まっていた。
湯舟は空。
もう一方の温泉を楽しむ。
帰りは6時頃。夕日が沈むところ。すぐ暗くなってくる。
食材を仕入れ艇に戻る頃には真っ暗であった。

なにかと、多忙な一日であった。

写真:
・朝、大丈夫だったかなー、と見に行った時のECHO POINTの姿
・びっしりと並ぶ避難の漁船(岸壁)
・上に同じ(漁船の避難場所)