DONのヨット暮らし

Mais ou sont les neiges d'antan?

大和大國魂神社参拝

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

イメージ 4

イメージ 5

イメージ 6

イメージ 7

イメージ 8

2019.6.23(日)
平安時代の法典、延喜式神名帳に記載された当時の官社の一覧、二千八百六十一社を式内社と言います。
式内社は、平安時代(10世紀)にすでに官社として認定されていた神社であり、由緒ある神社です。
淡路島は単に、島に過ぎませんが、古代、淡路国でした。
淡路島は広さでは小さくとも、この式内社が非常に多数存在します。
特に重要な名神大社が二社。小社が11社の計13社が記載されています。

神大社:
神大社 淡路伊佐奈伎神社
私は富島港から2度お参りに行ってます。
https://blogs.yahoo.co.jp/sa3307/62863159.html  2014.10.9
https://blogs.yahoo.co.jp/sa3307/63800522.html  2016.7.28

もう一つのが今日初めてお参りした
神大社 大和大国魂神社
九世紀には既に官社に列し、延喜式では名神大社に列した古社。
正応二年(1289)、一遍が当社に参詣し、
「名にかなふこころは西にうつせみの もぬけはてたる聲ぞすずしき」
という和歌を奉納。当社を拠点に念仏布教を行った。

近世には阿波藩主である蜂須賀家の崇敬を受け、社殿を再興。
明治になって、県社となった。

と、あるが、私が色々な神社を参拝して、豪壮な社殿、境内を見るのは、
江戸時代、大名が厚くその神社をもてなした場合だ。
蜂須賀家の崇敬を受け。とあるが、社殿はとにかく、かっての規模、その他を
示す名残は全く残っていない。
腑に落ちないことである。

-境内案内石碑-
御祭神 大和大圀魂命
配祀 八千戈命 御年命
素盞嗚尊 大己貴命 土御祖神
一 由緒
 古ヨリ八太ノ二ノ宮ト尊称シ 皇室ヲ初メ世人ノ崇敬厚ク
臨時祭及祈年国幣ニ預リ給ヒ壱千弐百八拾有余年ノ星霜ヲ経
移転ナキ旧社タル事青史ニ明カナリ 当国伊弉諾神社ヲ以テ
一ノ宮トシ本社ヲ以テ二ノ宮ト称ス
 文徳天皇仁寿元年官社ニ列シ 清和天皇貞観元年従一位ニ 敍セラル 
醍醐天皇延喜ノ制ニ名神大社ニ列シ名神祭及祈年 国幣ニ預リ給ヒ
淡路国正税ノ内八百束(現在ノ米十六石)ヲ祭料 ニ充テラル 
文武天皇慶雲元年諸社ニ下賜フモノト伝ウル古 銅印ハ現在重要文化財ニ指定サレ今尚当社ニ所蔵ス
 土御門天皇元久二年庁宣ニヨリ祭料ヲ下サレ其神ヲ祭リ土 民群集桜花ヲ賞ス
世ニ二ノ宮ノ桜祭ト称シ世人ノ知ル所ナリ 後当国二ノ宮ト仰ガレ公武ノ崇敬浅カラズ
 江戸時代蜂須賀候深ク当社ヲ信仰シ元禄拾五年社領二反ヲ 下賜ヒ
代々祈願所ト定メ深ク当社ヲ崇敬シ社殿ノ改築等度々 行ヒ
実文拾年本殿再興文政拾弐年天保拾四年諸殿建立 
然ル 所王政復古御維新以来廃藩置県ノ制度ニ改マリ其道絶セリ 
明治六年県社ニ列シ三原郡一円信徒タルヲ以テ郡費ヲ充テ
明治拾年本殿及諸建物悉皆新築シ現今ニ至ル
 当社ハ大国主神即チ大己貴神ナリ其故ハ大黒ノ神影ヲ摺テ
世ニ弘メ配ル古板アリテ今猶珍伝シ近世新ニ神影ヲ彫刻シテ用ユナリ 
郷土作リノ神 医薬ノ神 難病祈封ノ神 人体五 行ノ神 病気祈願ノ神様トシテ神霊アラタカナリ
一 祭日 二月十一日 建国祭
二月十七日 祈年祭
四月 一日 例大祭
七月十八日 夏 祭
十一月二十三日 新嘗祭

行き方:
観光案内所で聞くが、良く知らない。
時間を掛け、親切に色々調べてくれる。
一本で行けるバスは無い。行けても4時間後のバスで帰る結果となる。
比較的乗り継ぎの良いのを選んでくれても2時間ほどの待ち時間が2回ある。
午後一で出かけて夕方戻りとなる。

それしかないので、しょうがないと帰りはじめ、
バス停に腰掛け、もう一度バス一覧表を見直してみて、発見。
12時40分の路線バス長田線、に乗り、13時13分 掃守(きもり)で下車。
掃守(きもり)13時54分で帰ることが可能なら、こんな便利な選択は無いと解る。
再度、観光案内所に引き返し、掃守(きもり)から歩いて神社までどれくらいで行けるのか。
41分で行って参拝し、戻って13時54分乗れるか調べて欲しいと頼む。
詳しくは知らないが親切で、グーグルマップでプリントアウトし、バス会社に聞きに行ってくれる。
バス停から神社まで10分程度。神社は宮司もいない簡素な境内なのでお参りしても十分41分で戻れる。
と回答をくれる。バンザイ。

バス停をおり、グーグルマップのプリントアウトを手に歩き始める。
聞くような家は無く、小高い山の森の中に入って行く。
大丈夫だろうか。
と、突然、立派な新しい鳥居に遭遇。
参拝できました。
しかし、かなり簡素な社殿。境内。
古いものが残っているはずで、掘り出し、復活すべきと感じた。

国生み神話:
皆さん、国生み神話を知ってますよね。
古事記によれば、
伊邪那岐イザナギ)・伊邪那美イザナミ)の二柱の神は、大八島(おおやしま)と呼ばれる
本州や四国、九州その他、八つの島を生みます。
その8つの島の最初に生んだ島が淡路島なのです。

淡路島には、この国生み神話につながる旧跡が数多くあります。
淡路島のすぐ南の小島、沼島にも国生み神話とつながる伝説が数多く存在します。

沼島で参る
https://blogs.yahoo.co.jp/sa3307/62878014.html 2014.10.19


写真:
・鳥居 震災後、新しく建てる
・拝殿
・拝殿、本殿
・拝殿から本殿へ
・本殿
・本殿側面
・本殿裏
・古い参道