的矢湾の式内社
2006.5.6(土)白い犬を散歩でつれている小柄の漁師さんと艇の前で話す。西や南が吹く時は波が悪いんですかねと聞く。このへんから遠州灘全体の波が良くないとのことであった。親切で感じ良い人。今、ECHO POI NTを舫っている岸壁も北東の風には良くない。その先が驚きであった。北の風の時は反対側の一艇分空いている方に舫っていいから。一艇空いているとなりの船をさしてこの船は俺の船だからと言ってくれる。こんな親切な漁師に方がいるとはなんという感激。やはり安乗は素晴らしい。後で船長所有の船名を見るとなんと「天才丸」であった。安乗全体の人が親切だけでなく、この人は特別かもしれない。その後、この地の唯一と言って良い観光資源、安乗灯台を見学。これは昔、映画喜びも悲しみも幾年月という映画のロケ地となった灯台と説明がある。何を隠そう、私が中学くらいの時、大ヒットした映画で日本中が話題にした。私も見ている。おふくろと行った様な気もする。主演が佐田啓二であった。相手の女優を覚えていなかったがで写真を見ると高峰秀子であった。灯台はさておき、本命は灯台の途中にある安乗神社に参拝。立派な手水がある。全般に立派に立て直してあるようだ。いわれはかかれていなかった。1時半過ぎに今日の目的である二つの神社参拝に向かう。磯部というところに式内社地と判断される神社が2箇所ある。同嶋坐神乎多乃御子(オナジシマニマスカミヲタノミコ)神社と粟嶋伊射波(アワシマイサハ)神社である。現在の有名な伊雑神社の地が有力である。御朱印をいただいた時に伊雑神社の神官にもう一箇所式内社ではないかと言われる神社がこの近くに在るはずなのですがと尋ねる。式内社ではないのではないかと思うが非常に古い神社として佐美長神社があるとのことで参拝する。神域を感じさせる神社であった。すぐとなりに田植えの儀式を行う鳥居が設置された田んぼがある。町の人に所在を確かめた時に別の神社も教えてもらったのでそちらにも参る。磯部神社。