DONのヨット暮らし

Mais ou sont les neiges d'antan?

Sentimental journey 1

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2007.8.25(土)
室賀さん、ヨットで、懐かしい唐津にやってきました。
一度、沖ノ島まで行ったのに壱岐島まで引き返し、あまりヨットマンが寄らない唐津にやって来ました。
あなたと初めて会った唐津をどうしてもヨットで訪れたかったのです。

唐津のあの日のことは僕の人生のいくつかの生きた瞬間の一こまとして残っています。君が麦わら帽子の様な帽子をかぶって、ややつま先だって土で出来た古代の大きな陶器を背にして、ちょっとポーズを取った姿や、青い空の下、海が遥か彼方まで見渡せる高いところでやや強すぎる風に当たりながら、君を見、君と口をきいたあの瞬間は、瞬時に僕の心によみがえります。
君の長くサラと流した髪や、しなる体をいつもすみやかにうごかしながら空と海しか見えない所を歩む姿の君が思い出されます。

と書いたのはズット遥か昔、社会人になって1~2年、仕事で唐津に来て、唐津城を訪れ君と会い、約束して東京で再会した直ぐ後でした。
昔のことを今の様に思い出すと言う言葉があります。
私にとって唐津城での君との邂逅は思い出すのではなく、その時を思うときその瞬間がそのまま再現されます。

東京で再会した初めての日は新宿の喫茶店で待ち合わせ、原宿東郷会館でビールがスタートでした。
9時過ぎに出て東郷神社を手を繋いで抜け、渋谷図書館前のダラダラ坂を上った車が何台か置いてあるところ所で立ち止まりました。
次はあなたのお馴染みの店、クルーズのとなりの私も行ったことのある喫茶店で、色々話しました。
その後は陸橋を渡り、渋谷まで歩きました。
家の近く、送っていった中目黒の駅は私の特別な場所として刻印されています。
中目黒の駅に降りる時、遥か昔へ思いが飛びます。

別れた後、一度渋谷の駅、私は電車に乗ろうとし貴方は降りようとするところでお会いしましたね。
職場が変わったことは告げたが名刺を渡したのでしょうか。

初めて東京で待ち合わせしたのは貴方が指定した新宿のしみずでした。
何年か後、野生時代に掲載された末井明のダイナマイトスキャンダルでしみずの意味を知りました。
「私はあなたが思っているような人じゃないのよ」と貴方が言ったのはこのことだったのでしょうか。

唐津で一番大きな書店はどこですかと観光案内所で聞きました。
今、唐津の街中には書店は無くなりましたとのこと。
時には唐津に帰っていらっしゃるのですか。


2007.8.25(土)
予報と違い朝から曇っている。だいぶ楽だ。
小学生のOPの大会が今日も行われるようで、7時過ぎから皆準備している。楽しい光景だ。準備や計測のようなチェックもしている。今チョット覗いてくる。8時。

午前中は泊地情報と航路情報をWEBに挙げる。毎度のことだが結構これって時間が掛かる。

11時半のバスで市内に出かける。出るときはづっと曇っていたのと天気予報で午後は曇りなので帽子を持たずに出る。昼食はまた出雲そば
曇っていさえすれば暑さはどうということもない。ゆっくり唐津の裏通り、川端などを散策。
ところが急に晴れてくる。以後、日が沈むまで照りつけどおし。
バスを降り、ハーバーまでの10分間、帽子無しでまいった。

写真:OP大会の準備風景