2009.8.25(火)
八戸港着。ここは大きな都会です。
今日は全国のイカ釣り船の休日です。
朝食のおかずはきのうイカ釣り船の船長からもらったイカ料理。これが美味い。
船の出入りの無い静かな白糠港でアンカーをゆっくり手繰って引き上げ、灯台をいつもより少し遅く6時40分に交わす。白糠港を少し離れると後は八戸港白灯台を1本で目指す。
八戸港の手前で帆走を楽しんだりして12時半ごろ八戸港灯台白灯台を左に見て進む。港内は広い。思っていた以上に広い。後で聞いたのだが3つの港がある。目的地は新井田川泊地。奥の港に入る西航路を探すがよくわからない。これ以外は無いと思われる赤灯台を右に見て入る。次ぎに八戸大橋をくぐることは解っているがその橋が解らない。小さな橋だと思っていたのだ。とんでもない間違いで港にはいて直ぐ目に入る黄色い巨大な橋が八戸大橋だった。桁下が30mだかある。
橋をくぐり直ぐ左に折れる。突き当たりの小さな橋、湊橋の手前左右に廃船がありそれに横抱きできるとの情報で入港している。右には廃船が見えない。左のそれらしき廃船にはカタマランが横抱きしている。ヨットどうしだから大丈夫だろうとカタマランに横抱きする。艇に書かれた携帯電話番号に横抱き許可の電話をする。心良く承諾をもらえる。フェンダーを使ってくれと言ってくれる。一安心。舫いを固め2時過ぎ。
4時過ぎにそのオーナーが艇にやってくる予定とのこと。
上陸して付近の様子やコンビニ、コインランドリーの所在等を確認し艇に戻ると直ぐ下流の漁船が戻っており、入出港の邪魔になるので移動するよう言われる。
こまった。対岸の少し下流を見ると廃船らしき船が見える。あちら岸は車の交通が多いので出来たら避けたいと思っていたが致し方ないと思い、対岸に行ってみると廃船の前に車と自転車が止まっている。これは廃船に横抱きしている漁船がいるに違い無い。近くに戻ってきた漁船に聞くとやはり廃船に横抱きする漁船がまもなく戻ってくるのだ。旅のヨットだがどこか留められないか聞いてみると親切な漁師さんで、そこの緑の鉄船は3~4日動かないはずだから横抱記すれば良い、やった来たらまた船長に相談すれば良いと言ってくれる。
夕方になったきたので早めに移動しようと船に戻るとカタマランのオーナーが来ていた。小学校前の小さな女の子もいっしょだ。オーナーは飯島さん。この女の子、上の小学生、女の子二人と飯島さんの3人で北海道を廻って来たところだとのこと。驚き。ちいさな子供同伴でクルージングをしている人に会ったのは初めてだ。母港は青森がある陸奥湾で今、メンテで八戸に置いているそうだ。
私が移動しなければならなくなったと話すと、チョット待ってと親切に何処かに問合せの電話を入れてくれる。すこしやり取りがあり、2艇先の漁船に横抱きできるとのこと。イヤー、うれしかった。
八戸で外来ヨットの世話をしてくれている大盛(おおもり)さんと言う人がいてその人に問合せしたとのこと。この人は漁船の持ち主とも親しく八戸でヨットを留める際は確実な情報を提供してくれるとのことであった。
2艇先の漁船に移動し舫うのを飯島さんも手伝ったくれる。女の子がECHO POINTの乗ってみたいとういので艇に中に招待する。あっちこっち珍しそうに見ていた。デッキで飯島さんとも少し話す。
30分ぐらいして大盛さんも現れる。名刺交換。BW33を見て懐かしいとのこと。BW33を一目でわかる人はかなり長くヨットをやっている人だ。係留できたお礼を言う。ホントうれしかった。
この係留場所の目の前に男山酒造の大きく立派な時代ものの造り酒屋建築がある。つまりかって非常に栄えた地帯ということだ。橋の手前なので引き波を作る船も殆どいない静かなところだ。八戸の十和田湖と言われ、台風にも安心な静穏泊地なのだ。
5時過ぎ、お二人とも家に戻られる。
盛さんの名刺をしまおうと、もう一度見て、アレ、何処かで見た名刺だ。
とスグサマ思い出す。秋田マリーナで会った中谷さんが八戸に行ったらこの人に相談すると良いと名刺を見せてくれ、ノートに名前と電話番号を書いておいた。JUNE BRIDEさんからも川の上流、左右の廃船に横抱きできると聞いてすっかり安心して入港し、そのことををすっかり忘れてしまっていたのだ。
20分ぐらいのある大きなスーパーまで行き食材を仕入れ、直ぐできる調理で夕ご飯をすまし、3分の風呂屋に行き、あとは直ぐ寝る。結構あわただしい一日であった。
写真:
・一旦カタマランに横抱き
・移動して漁船に横抱き