DONのヨット暮らし

Mais ou sont les neiges d'antan?

久之浜港に到着

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2009.10.12(月、祭日)
6時に相馬港松川浦漁港を出て、2時10分に久之浜(ひさのはま)港に着眼。
ここのところ、リアス式海岸めぐりで短い距離の移動が多かった。
きょうは久しぶりに44.2マイル(80km)を移動。
久之浜は特に期待していなかったが、来てみると港の周りは屏風の様な石の山に囲まれたなかなか雰囲気のある港だ。
切通しの様な所からだけ港から外へ出られる。
川を渡り、国道に出ると港から15分でJR久浜駅。
途中に蔵のある家もある。小さな神社に2つある。もう少し散策したかったが暗くなってしまうので船に戻る。

松川浦の朝はあわただしかった。
そもそも夜11ごろ物凄い勢いで船が揺れる。漁船の引き波だ。そばまで来てわざと揺らしてるんじゃないかと思うほどだ。
次は1時すぎからまた船の移動が激しく、揺れも激しい。
寝たり無い感じだがいつもの様に4時に起きる。
もう岸壁に船が入ってくる。
漁に行く船も多い。それにつれ船も激しくゆれる。
出港日は前日に食事を作ってあるので食べ始めたとたん、デッキで音、首を出すと、漁師さんが巻き網漁船が入るから、
すぐアンカーを揚げてと言われる。
すぐ、前舫いを外し、アンカーを手繰り寄せ揚げる。こういう時は揚らなかったりするもんだがスムーズに上がる。
最初、非常に大きい巻き網漁船がくるのでアンカーロープに引っ掛かるので揚げろと言っていると思っていた。
そうでは無いのだ、私が1艇だけ槍着けししていた広いきれいな岸壁は大型漁船に着岸岸壁だったのだ。
次から次へと私のつけていた岸壁に漁を終えた大型漁船が入って来て留める。出て行くとすぐ次の船が入って来る。
知らないとは言え大変な岸壁に舫っていたものだ。
5時前なので周りは真っ暗。用心のため、マストトップのライトをつける。
着けていた岸壁を回った所に大型漁船が1艇いたのでその後ろに着け様とすると、そこは船がくるよーと言われる。
すぐ大型漁船が猛烈な勢いで入ってくる。
しょうがないので一番端のくの字になった岸壁に着けようと近づき、真っ暗なのでライトで照らすとビットが無い岸壁だ。
しょうがない、港の中をグルグル廻って、日が昇り明るくなるのを待つことにする。
と、先ほどいた大型漁船2艇が離岸したのでもう大丈夫だろうと岸壁に近づくとおばちゃん達があぶないよー、船が入るよーと叫んでくれる。すぐ次の大型漁船が入ってくる。
戦場の様な中のヨット1艇であった。

松川浦では漁船は非常に大きな船も小さな船も港内に全速で入って来て、全速で出て行く。
物凄い引き波が立つ。
新港から出て行く小型漁船は全速で次から次へと港入り口に向かう。
なんという港か。

日が昇り、明るくなる。急いで食事をし、6時にあ港外にでる。
出るまでにも何艇もの大型小型の漁船が後ろから全速で追い抜いて行く。
あわただしい、松川浦の朝であった。

きょうは波は1m、風も強く無い予報。
ただ、寒い。
完全な冬支度で走る。
ほぼ真南の進路だ。風は真南から吹いてくる。
ただ、風がそれほど強くなく、波も穏やかなのでスプレーを浴びることは無い。
ところが。
久之浜まであと15マイルぐらいから風が強まり、波も悪くなる。潮も逆潮となる。
久之浜に近づくほど波、風が強くなる。
スプレーも次第にかかったてくる。
寒さ対策の冬支度が幸いするが下はヘリーハンセンのカッパなのでスプレーがかかると染みてくるのでスプレーが掛る度にタオルで拭く。
港に後1マイルぐらいで少し波が静かになる。
港に入って、11時の天気予報を見たが特に変更になったいない。
この波、風は久之浜近辺の現象なのだ。
きのうと同じぐらいの風が当たる。
今は少し落ちてくる。
ただ松川浦の様に引き波は無く、揺れは少ない。


写真:
久之浜港に舫うECHO POINT
久之浜港の様子
・星廼宮神社参道
・拝殿
・神社名碑