DONのヨット暮らし

Mais ou sont les neiges d'antan?

太地の朝

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2017.6.17(金)
4時起床。漁船が出ていかない。桟橋反対側の漁船も留まったままだ。
雨があがり、風もなく静か。
沖は波があるのかなー。
もう一日太地だと、温泉には行けるな。とか迷う。
5時の天気予報を見ると強風波浪注意報は解除。波2.5m後1.5m。
未だ、波が残っているのかなーと思って居る内に、何艇か漁船が出漁していく。
出港の場合は前日に食事を用意してあるので、朝早く食事は済ます。
ゆっくり出た方が波も静かだろうと、きのう行けなかった太地の歴史的なものを見て回ることにする。

1時間ほど散策して出港。
太地の赤灯台を8時25分に通過。

写真:
恵比寿神社。左右に立っているのはマッコウ鯨のあごの骨です。
 井原西鶴の日本永代蔵に鯨恵比寿の宮にたっていた鯨の胴骨の鳥居を見て驚いたと書かれていると説明あり。
 西鶴が太地に来たわけだ。また江戸時代、鯨取りの港として有名かつ栄えていたとわかる。
 現在の骨は昭和になって設置しなおしたもの。
・横から恵比寿神社を祭る岩山を見る。神域を感じさせる
・漂流人記念碑。太地には語るもはばかるほどの悲惨な鯨漁の物語ある。
 太地の若者は勿論、殆どの男が巨大な鯨とともに姿を消した歴史をもつ。
・岩門(せきもん)。
 説明文に、紀伊国風土記に和田の岩穴、端磯辺にあり。岩を切り抜きて、門の形をなす。
 和田氏住居せしところ。とある。和田氏は古式捕鯨創始者。4~5千坪の屋敷を持っていたそうだ。
 門をくぐって家々を見るに、今は漁師町風の小さな家と細い路地が続く狭苦しい一角であった。
・太地の港遠景