DONのヨット暮らし

Mais ou sont les neiges d'antan?

台風が過ぎ、2つのアンカーを上げる

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2018.10.7(日)
風は収まる。昼まで波浪注意報が残る。
天気は午後から晴れの予報だがもう晴れている。
避難していた漁船が大挙して港に戻ると予想していたが、
若干の船が戻っただけで、ほぼ前のまま。
日曜なのと波浪注意報が残っているので明日移動なのかなー。

台風を無事しのいだ後、最も重要で困難な作業は何だと思いますか。
それは40mの強風に耐えて艇を守ってくれたアンカーを上げる事なのです。
台風に当たっては、いつも左舷、右舷両方から、つまり2つのアンカーを打ちます。

今、アンカーを打つヨットマンは先ずいません。
まして、台風後、アンカーを上げた経験のあるヨットマンはマレなのではないでしょうか。
台風後にアンカーを上げようと思っても、先ず上がりません。

ようやく、今日は風が収まったので、2つのアンカーを上げるのが午前中の最大の仕事です。
最初に、より困難であろうと予想される南側、南の強風を受けたアンカーに取り掛かる。
アンカーを手で手繰り寄せ、アンカーの真上まで来ます。
勿論、手で引いても上がるはずはありません。
双綱を引いてみる。やはり効果無し。

次にアンカーロープをウインチに巻いて手繰りよせます。
ウインチを回しても、アンカーロープはこれ以上引けない。
次に双綱をウインチに巻き、引きます。こちらも目いっぱい引いても上がってきません。

そこで、一旦、アンカーロープと双綱を緩め、水中に沈め何回かゆすります。
この周期を3~4回くりかえし、
ついに4回目の双綱ウインチ引きで双綱に緩みが生じ、アンカーが上がってきました。

次に、こちらの方が簡単だろうと予想した北側のアンカーに取り掛かります。
ダメでした。
何回上記と同じことを繰り返しても効果無し。
よく、この辺で見ていた漁師さんが助けにきたりしますが、今日は誰もいません。

そこで、エンジンを掛け(アンカーを上げる時はペラが絡むのでエンジンはかけません)
今引っ張っている方向と反対側に船を移動し、
アンカーを反対側から引っ張ってみました。
正解。アンカーが上がってきたのです。
これも経験です。
以前もどうしても上がらない時、今まで引っ張っていた方向と反対側から引いたら上がって来たことがあるのです。

アンカーが上がら無いのは、当たり前のことだと、認識しましょう。
上がらないから40mの強風に耐えられるのです。

さて、チョット苦労するか!
位の心持でアンカーと付き合いましょう。

二つの深く食い込んだアンカーを上げ、
再度、1個のアンカーを艇の真後ろに打ち、槍着け、艇を定位置に戻しました。
台風時の2つのアンカーは左右に開いた位置に打ってあります。

午前中に大仕事を無事終了。
天気が良くなってきたので洗濯に行く。

帰りは少し昼を過ぎてしまったが、午前中の予定作業完了。

熊野三所神社参拝。御朱印拝受。
前の参拝は時刻が遅く社務所が閉まっていたので、御朱印拝受は初めて。
神社の詳細は
https://blogs.yahoo.co.jp/sa3307/64316201.html

写真:
・綱不知n朝。6時23分。
・14時20分。こんなに秋らしい晴天となりました。
・熊野三所神社御朱印